おい、これ官能小説やん!
まだ3月だけれど、今日からNHKで新しい朝ドラの『エール』が始まった。
タイガースのファンなら誰でも歌える『六甲おろし』を作曲した古関 裕而さんをモデルにした物語とのこと。今日の初回はまだ紹介という雰囲気で、とにかく音楽の楽しさが伝わってくるスタートだった。あのフラッシュモブは良かったなぁ。
主演の窪田正孝さんの雰囲気もよかったし、奥さん役の二階堂ふみさんも存在感があった。残念なのは志村けんさんが出演されていたこと。関係者の人は調整に大変だろうけれど、音楽の楽しさが伝わるドラマとなることを期待している。
音楽といえば、ロック好きの人にオススメのアルバムを紹介しておこう。
ファイブ・オブ・セカンズ・サマーの『カーム』というアルバム。今月の27日にリリースされたばかり。彼らの4枚目のアルバム。
すでに数曲がシングルカットされていて、どの曲もヒットしている。アルバムを二度聴いたけれど、ロック魂があふれつつも、ポップなメロディで親しみやすい。前回のアルバムよりいいできだと思う。これから聴き込んでいこうと思う。
さて、ある小説を読んで驚いた。
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』上巻 E・L・ジェイムズ著
2015年に映画化されていて、タイトルだけ知っていた。続編も映画化されている。さらに『トワイライト』という作品のファン・フィクションとして書かれた作品だと耳にしていたので、吸血鬼が出てくるんだと思い込んでいた。
ところが吸血鬼なんて出てこない。たしかに『トワイライト』とよく似た関係の男女が登場する。『トワイライト』はクリステン・スチュワートが演じるベラが、エドワードの愛を受け入れて吸血鬼となるかどうかを葛藤する物語。
この作品も同様のシチュエーションになっている。
ベラに該当するのがアナという大学を卒業した女性。
エドワードに該当するのが、クリスチャン・グレイという若い大金持ちのイケメン起業家。
もちろん『トワイライト』のジェイコブに該当するライバルも登場する。ただクリスチャンがアナに求めていることが決定的にちがう。
吸血鬼小説だと思っていたのに、これは官能小説だった〜〜〜!
なんとクリスチャンがアナに望んだのは、普通ではない性的関係。秘密保持契約が必要となるもの。それはなんとSMの世界やった〜www
官能小説なのでとにかくエロい。そういうシーンがしょっちゅう出てくる。だけどこの小説はベストセラーとなり映画化もされている。
まだ上巻だけれど、読んでいるうちにその魅力がわかってきた。クリスチャンとアナだけでなく、他の登場人物がうまく描かれている。それぞれの人間模様や、抱える葛藤に正面から切り込んでいる。だから物語として面白い。
かなり驚いたけれど、続きが気になるので下巻も読んでみようと思う。上巻ではアナがクリスチャンの申し出を受けて、契約をするところで終わっている。『トワイライト」でいえば、ベラが血を吸われた場面かな。とにかくよくできた小説だった。
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