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高羽そらさんインタビュー

非日常は予告なしにやってくる

2020年の正月を迎えたときは、まさか3ヶ月後にいまのような非日常が待っているとは想像もしなかった。普通に買い物に行ったり、電車に乗ったり、映画を観たり、コンサートに行くことが、どれだけ貴重な時間だったから思い知らされている。

 

まぁ、ボクの場合は昨日のブログに書いたとおりなので、いまの状況でもかなり日常的なんだけれど。それでもマスクなしに買い物に出かけられないなんて、やはり完璧な日常だとは言えない。

 

1日でも早く日常が戻ってくるのを願うばかり。だけど家族を失った人たちは、ウイルスが終息しても日常が戻ってくるのに時間がかかるだろう。本当に気の毒に思うし、さらにいっそう気持ちを引き締めて感染しない、感染させないことを意識していこうと思う。

 

イタリアの人にすれば、わずか数週間で日常が非日常へと様変わりした。これでもかなり耐え難いことだけれど、ほんの一瞬で非日常がやってくることがある。日本の場合は震災。そしてアメリカなら911だろう。

 

その911を取り扱った映画を観た。

 

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『ナインイレヴン 運命を分けた日』(原題:9/11)という2017年のアメリカ映画。911のテロで、ワールドトレードセンタービルのエレベーターに取り残された人たちの運命を描いた作品。

 

エレベーターに取り残されたのは写真の5人。

 

ウォール街の実力者であるジェフリーと離婚訴訟中の妻であるイブの夫婦。

 

ビルの保全技術者のエディ、バイクメッセンシャーのマイケル、そしてパトロンに別れを告げにきたティナという女性。

 

この5人がテロに巻き込まれ、救出されるまでの物語。実話を元にして作られたとのことで、そういう意味ではかなり緊迫感のある作品だった。5人の人生模様も同時に紹介されるので、脚本もよくできていたと思う。

 

ただ911テロを扱った映画としては、やや物足りなかった。エレベーターという閉鎖された空間が主な舞台なので、テロで起きていることがどこか遠くの出来事のように感じてしまう。実写映像が盛り込まれていたけれど、映画作品としてまぁまぁというところ。

 

ただ強く伝わってきたことがある。非日常は予告なしにやってくる、ということ。

 

つい先ほどまで離婚でもめていた夫婦、娘の誕生日パーティーを楽しみにしている父親、男と別れる強い決意を持ってビルにやってきた女性、そしてどうにか金欠地獄から抜け出そうと博打に明け暮れる保全技術者。

 

そんな彼らの日常が、一瞬で生き延びることを願うだけの非日常に追い込まれてしまう。その恐怖が十分に伝わってくる作品だった。当たり前に思っていることが、どれほど大切なのかを感じさせてもらえる。それだけでも観る価値のある映画だと感じた。

 

誰が助かって、誰が命を落とすか。気になる人は、ぜひ映画を。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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