悪夢を見る人が増えているそう
今日は4日ぶりの買い物。スーパーでは自主的に距離を開ける人がほとんどで、ボクの地元に関しては協力的な人が多いみたい。スーパーのレジやサービスカウンターは透明の間仕切りが設けられているし、レジ待ちの立ち位置も指示がされていてソーシャルディスタンスが確保されていた。
最初はとまどうけれど、人間なんてすぐに慣れるからね。今日のような様子が維持されていたら、スーパーでの感染は防げると思う。商品も生鮮食品は豊富にある。ボクが見る範囲で相変わらず欠品しているのがパスタソース。
大学生くらいの若い男性がパスタを買ったあと、何もない棚を茫然とながめていた。トマトソースでさえないから、どうして食べたらいいのかわからないんだろうね。ケチャップは普通にあるから、ナポリタンならできるよ。まじでそう教えてあげたかったwww
ただなんとなく買い物をする人の顔に緊張感が漂っている。誰もがストレスを抱えているのだろう。そのせいだと思われるけれど、新型コロナが騒がれるようになって悪夢を見る人が増えているそう。
これはなんとなくわかる。夢の役割というものにまだ定説がない。もっとも広く認められているのは、日常生活の出来事を整理して記憶を定着させるという説。
そして明晰夢を数え切れないほど見ているボクが感じる夢の役割として、潜在意識と顕在意識の調整があると思っている。人間というのは都合の悪い記憶や経験、辛い出来事やトラウマを潜在意識に押し込めてしまう。それが顕在意識に常時あると、その辛さに耐えられないから。
だけどいつかはそれらに直面して、受容することが必要になる。潜在意識に閉じ込めたままにしておけない。だから夢を通じて、そうして封じ込めたものが漏れ出てくるんだと思っている。
ウイルスに対する恐怖や怒りが、封じ込めていた潜在意識の記憶を引き寄せることで悪夢を見る人が増えているんだろう。だから考えようによっては、こんなチャンスはない。コロナウイルスのおかげで、自分が封じ込めていたものに直面して昇華することができるかもしれないから。
だから悪夢を見たら、すぐに記録しておくべき。きっかけはウイルスかもしれないけれど、もしかしたら記憶から消えているものが引き出されている可能性がある。そしてその夢の何が怖くて、何が不快で、何が辛かったのかを考えてみるといいと思う。
そうすることで過去の出来事を客観視できるようになる。つまり主観から切り離せることで、距離をおいて見つめることができる。それが『受容』ということ。
そしてもう一歩先に進みたい人は、明晰夢のトレーニングをするといい。そうすれば夢を変えることが体験として実感できる。つまり悪夢であっても自分の視点を変化させることで、貴重な教訓を得たり、新しい視点を手にすることができる。
そして現実世界の出来事も、そうした自我の視点による積み重ねであることがわかる。自分次第で受け取り方を変えることができると信じられる。それこそが究極的な夢の役割だとボクは思う。
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