地獄の沙汰も金次第
今日はシャープのマスクの抽選登録日。21日に先着順での販売が実施されたときは、一瞬でサーバーがダウン。買えた人がいたというツイートもあったけれど、どうやらガセネタらしい。シャープの公式発表によると、購入できた人は1人もいなかったとのこと。
今日は4日に1度の買い物デーなので、外出前にエントリー完了。あとは明後日までに当選メールが来たらマスクが買える。分母がどれくらいになるのか分からないので当選確率は不明。とりあえず第1回の抽選では3万人がマスクを購入できる。
ただし、今日もアクセス不能が起きているみたい。ボクは簡単にアクセスできて無事にエントリーできた。でも朝からずっとやっているのにダメな人も多く、今回の抽選はあきらめたという人が続出している。まともなマスクを求めている人がそれだけ多いということ。
『地獄の沙汰も金次第』という言葉があるけれど、シャープのマスクについてはどれだけ金を積んでも買えない。まずは抽選に当選しなければダメ。その前にエントリーできない人がいるようなので、あとあと尾を引きそうな予感がするなぁwww
ところが本当に『地獄の沙汰も金次第』という人生を生き抜いた人物の映画を観た。あまりにぶっ飛んだ世界なのでひたすら笑い続けていたけれど、ほぼ実話の映画化だと知って驚いた。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』という2013年のアメリカ映画。いまや名コンビと言っていい、マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの作品。ボクがいままで観たレオナルド・ディカプリオの作品で、最高に面白い映画だった。
主人公はジョーダン・ベルフォート。この人物だけは実名のまま。大金持ちになることを夢見て、ウォール街の証券会社に就職する。そしてようやく株取引の資格をとったその日、ブラックマンデーの暴落で在職していた証券会社が倒産した。
だけど卓越したセールス能力を有するジョーダンは、クズ株を売りつける詐欺まがいの手法を知ったことで人生が激変する。自分で会社を起こし、あっという間にウォール街に進出。瞬く間に億万長者になっていく。
金儲けとドラッグに溺れる日々で、とにかくめちゃくちゃ。それがまた面白すぎる。レオナルド・ディカプリオという天才によって演じられたジョーダンは、ゲス野郎なのに妙な魅力がある。だから心底憎めずに応援してしまう。悪いことばっかりしているんだけれどね。
最終的にはFBIに逮捕されて服役する。このあたりは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のディカプリオとよく似ている。司法取引に応じて仲間を売ったことで減刑を勝ち取る。ところがさすがのジョーダンでも刑務所は怖い。
でもそれが無駄な心配だったことをジョーダンは知る。莫大な金を失ったとはいえ、彼は依然として大金持ち。だから刑務所に入っても優雅にテニスをして暮らしているというエンディング。
まさに『地獄の沙汰も金次第』だよね。3時間ほどの長い映画だったけれど、面白くて時間を感じなかった。ジョーダン・ベルフォートの著作は図書館で読めそうなので、緊急事態宣言が終わったら予約してみよう。
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