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高羽そらさんインタビュー

『果報は寝て待て』は真理

新型コロナ以降、ボクが強く意識していることがある。それは『課題の切り分け』というもの。

 

心理学者のアドラーが提唱しているもので、それをボクなりにアレンジして応用している。『課題の切り分け』とは、自分のできることだけに集中すること。それは同時に、自分ではどうしようもないことは忘れてしまう、ということでもある。

 

わかりやすい例として、出版社への小説の投稿で考えてみよう。まずは小説を構想して、文章をつむぐことで完成させなければいけない。そしてその作品を投稿する。

 

先ほどの『課題の切り分け』を当てはめると、自分のできることは小説を完成させて投稿するまで。それ以降についてはどうしようもない。よほど出版社に強いコネでもあって、ゴリ押しできるなら別だけれどねwww

 

ところが経験するとわかるけれど、投稿したあとのことが気になって仕方ない。どのように選考されるのか? 自分の作品は一次審査を通過するだろうか? ウザい下読みに当たったらどうしよう? 他の人はどんな作品を投稿したんだろう?

 

そんなことばかりを考えて、中間発表の日を指折り数えるようになる。この状態は『課題の切り分け』に失敗している。どうしようもないことで頭を悩まし、貴重な時間を浪費している。

 

そこでボクはあることを思い返していた。ボクにチャンスが訪れたときは、そのことについて忘れていることが多かった。初めての本が出版されたときも、本を書こうなんて頭の隅にもなかった。ただひたすら、体外離脱の方法をブログに書いていただけ。だけどある日、出版社の編集長さんから連絡があって出版が決まった。

 

3000以上も投稿作のある文学賞で最終選考の6作品に残ったときも同じ。実は投稿したあとに忘れていた。次の作品に集中していたから。そして最終選考に残った通知があったときも、パソコンが故障して修理に出すために神戸の三宮に出かけていた。そのときメールを見て驚いたという状況。

 

同じく別で選考に残った作品も、選考時期がわからなくて放置していた。それでいきなりメールが届いて驚いた。つまり完全に『果報は寝て待て』の状態だった。

 

だけど最終の6作品に残ったことを知ったとたん、『課題の切り分け』ができなくなった。自分ではどうしようもないのに、ひたすら情報を集めたり掲示板サイトを覗いたりしていた。そうして意識をそちらに持っていったとたん、落選してしまったwww

 

そんな体験があるからこそ、『課題の切り分け』の重要性を実感している。そしてその理由も考えてみた。

 

ボクが思うに、『思考を飛ばす』ことに問題があるんだと思う。放置して忘れておけば、成るべきだった結果が出る。それが自分の期待どおりとは限らないけれど、あるべき場所へ落ち着く。

 

ところが『思考を飛ばす』ことで、その自然な流れに影響を与えているような気がする。それほど思考はパワーを持っているから。

 

自分ではどうしようもないことに『思考を飛ばす』のは、不安を感じているから。うまくいくかどうか気になるから。つまり飛ばされた思考は、不安に満ちたものとなって、その不安を具現化してしまう。期待するのは、その裏に不安があるから。落選したらどうしよう、ということに囚われているから。

 

だから最近は『課題の切り分け』を強烈に意識している。小説を書くことに全力を尽くす。だけど投稿したあとはその作品について忘れるようにしている。そして次の作品に集中している。

 

それは今回の新型コロナに関することでも同じ。自分ではどうしようもないことを心配しても無駄。『いま』できることだけに集中すればいいと思う。

 

結果というのは成るようにしかならない。起きるべきことが必ず起きる。だから『思考を飛ばして』自然な流れを妨害しないほうがいい。なぜならその反作用が自分に返ってくるから。物理法則は、人間の思考であっても適用されるからね。

 

これを簡単に言うと、『果報は寝て待て』となる。この言葉は、宇宙の真理だと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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