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高羽そらさんインタビュー

明晰夢にできない悪夢に悩む

明晰夢を体験したい人にとって、悪夢は最大のチャンスと言える。ボクが子供のころに明晰夢を体験するきっかけとなったのが悪夢だったから。

 

子供のとき、幽霊が出る怖い夢をよく見た。あるいはナイフで刺されたり、銃で撃たれる夢。本当に痛みを感じるから、最悪の悪夢だった。

 

そのうち悪夢の世界から逃げるのは、目を覚ますことだと気がついた。だから夢で幽霊が出てきたり殺されそうになったら、強制的に目を覚ます技術を身につけた。これは回数を重ねたら誰にもできる。

 

やがて目を覚ます必要のないことに気づいた。夢だとわかった時点で、その世界を自由に変えられる。幽霊をぬいぐるみに、銃をソフトクリームに変えてしまえば、怖くもなんともない。

 

だから同じ悪夢を頻繁に見る人は、それを明晰夢に変えるチャンス。

 

ただそこまで豪語するボクが、どうしても明晰夢に変化させることのできない悪夢がある。どれだけトライしても、その悪夢を夢だと見抜けない。

 

その理由をじっくりと考えてみた。たどり着いた答えは、『感情』のちがい。

 

明晰夢にチェンジできる悪夢は、『恐怖』という感情が支配している。それゆえそこから逃げようとする強い意志が働く。

 

だけど明晰夢にできない悪夢は、『動揺』という感情が支配している。その強い動揺がパニックを誘発するので、どうしても夢の世界から抜けられない。目が覚めてもしばらくはその影響が続く。

 

その悪夢とは。

 

『100人以上の従業員がいる会社の給料日なのに、給料計算を忘れてまったく何も処理してない』という夢。

 

これは経理事務をやったことがある人なら想像できるだろう。まず給料計算には1日かかる。タイムカードをチェックして、欠勤や時間外の計算をしなくてはいけない。有給休暇の有無もチェックも必要。

 

そして銀行振り込みの場合、支給日の数日前に銀行へデーターを送る必要がある。だから給料日当日に気がついても、手の打ちようがない。強烈な動揺が全身を満たし、一瞬でパニックになる。

 

とにかく夜明けと同時に会社へ行くことを決める。大急ぎで給料計算をするため。そして銀行の担当者に電話して、現金で持ってきてもらうしかない。ところが銀行の担当者の名前が思い出せない。だってもう10年以上も会っていないんだからね〜www

 

目が覚めてもしばらく心臓がバクバクしている。給料計算をする必要がないことに気づくのに時間がかかる。当然ながらこんなミスを過去に経験したことは一度もない。だからこそ、なぜこんな悪夢を見るのかわからない。

 

想像できるのは、『期限に間に合わない』という潜在的な恐怖だと思う。それは小説を書いているいまでも経験しているから。締め切りに間に合わないことに対する恐怖が、この悪夢を見せているんだと思う。

 

この悪夢、マジで困るんだよね。本気でパニックになるから。なのにどれだけ体験しても、夢だと気づくことができない。『恐怖』は逃げることができる。それゆえ夢だと気づく。

 

だけど『動揺』や『パニック』を引き起こすものは、そこに『責任』というものが付随している。だから本能的に逃げることができない。夢だと気がつけないのは、自分でどうにかして責任を負おうとするからだろうなぁ。

 

ちなみにこれと似た失敗を、1度だけ経験したことがある。京都の祇園で働いているとき、毎年4月は『都をどり』が開催される。100人近いアルバイトを採用するんだけれど、4月1日の朝になって、名前を書いたタイムカードを並べ忘れたことに気がついた。

 

目が覚めた瞬間パニックになって、妻を置いて早朝に事務所へ出勤した。それでどうにかギリギリ間に合わせたことがある。いま思い出しても、ゾッとするなぁ〜www

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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