良くも悪くもマーベルかな?
ここのところ『バットマン』や『スーパーマン』のDCコミックの映画を観ていたので、頭のなかのヒーロ像がダークな雰囲気になっていた。それはそれで好きなんだけれど、久しぶりに明るいマーベルものが観たくなった。
ということでまだ観ていなった作品をチョイスした。
『インクレディブル・ハルク』という2008年のアメリカ映画。ボクの世代なら『超人ハルク』という名前になじみがあるだろう。そのハルクのコミックを映画化した作品。ハルクに変身するブルースを演じているのは、写真のエドワード・ノートン。
初めて観た作品だけれど、ボクとしては十分に合格点だと感じる内容だった。なんといってもブルースを演じたエドワード・ノートンが素晴らしい。『真実の行方』で衝撃的なデビューをして以来のファンだから、彼が主演をしているだけで満足かも。
ハルクと戦う怪物に変身するブロンスキーを演じたティム・ロスもボクの好きな俳優さん。ちょっとクセのある悪役感が実にいい雰囲気だった。
そしてブルースの恋人役を演じた、まだ若いリブ・タイラーの顔を見られたのがうれしかった。相変わらずきれいだよねぇ。彼女を見るといつも思うけれど、父親がエアロスミスのスティーブン・タイラーだとは信じられないwww
映画全体としては、良くも悪くもマーベルだなぁという印象。DCコミックのようにドロドロした雰囲気はない。純粋な意味でのヒーローの姿が、コミックらしく映画化されていると思う。
『スパイダーマン』と同じく、変身した悪役と戦うのもマーベルらしい展開。ただこのハルクというキャラは、どことなく親しみを感じる。変身しても恋人を助けるシーンなんか、『キングコング』を彷彿とさせる。
エンドロール前にアイアンマンであるロバート・ダウニー・Jrがカメオ出演する場面は、将来の「アベンジャーズ』を意図したものだろう。マーベルファンとしては、かなりワクワクする終わり方だよね。
だけどボク個人としてはDCコミック系のほうが好きかな。心に深い闇を抱えているヒーローたちのほうに共感する。きっとグダグダ、ドロドロした物語が好きなんだろう。
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