はちゃめちゃな1日だった
今日ほど予定どおりに物ごとが運ばない1日は久しぶり。そもそもの発端はここ数日におけるキーボードの故障。
MacBook Airのキーボードが3年前に故障して、仕方なく外付けのキーボードを使っていた。ところがそのキーボードもついに故障。TとRの文字が反応しなくなった。キーボードにすれば『どんだけ人使いが荒いねん』と言いたいところだろうwww
でも仕方ないよね。毎日1万字近くを入力しているんだから。外付けキーボードなんてMac専用でも2千円以下なので消耗品だと思うしかない。今日の午後に届いて、このブログは新しいキーボードで書いている。かなり快適で、もっと早く買い換えれば良かったと思うほど。
そんなバタバタのせいで今日予定していた大掃除ができなかったし、午後からiPhoneのアップデートでトラブルがあって、またまた予定が狂ってしまった。そんなこんなで今日はもうあきらめ気分。
不思議なもので、そんなはちゃめちゃな日に限って、はちゃめちゃな映画を観た。それがまためちゃ面白かった!
『ヘッドハンター』という2011年のノルウエー・ドイツの合作映画。日本での公開は2012年とのこと。
主人公のロジャーの仕事はタイトルのヘッドハンター。かなり優秀で稼いでいるけれど、それでも借金に追われていた。なぜなら超美人の妻に贅沢な暮らしをさせたいがために金を注ぎ込んでいたから。
それゆえロジャーには裏の顔がある。就職面接を希望するセレブから情報を抜き出し、その家の絵画を盗んでいた。それを闇でさばいて高額の収入を維持していた。それでもまだ金額が足りない。
ところが妻が経営する画廊でクラスというデンマーク人と知り合う。IT企業のCEOだったけれど、会社を売却してノルウエーにやってきた。彼が祖母の遺産でルーベンスの絵画を持っていることを知り、どうにか盗み出すことに成功する。
だけどクラスの家で妻の携帯電話を発見する。妻とクラスの浮気を疑ったロジャーは、彼の再就職を妨害する。その直後、ロジャーと彼の相棒は命を狙われる。クラスはある企業の技術を盗むことが本当の目的で、わざとロジャーに近づいた。だから絵画の件もワナだった。
ということで映画の後半ははちゃめちゃなことになる。いくつも殺人が起きて、ロジャーも仕方なく人を殺してしまう。とにかくサスペンスなのか、ホラーなのか、それともコメディなのかわからない作品。そしてかなりエグい。
ただし最高に面白い映画。結果としてロジャーはクラスを始末するし、妻が手を貸すことで自分の犯罪の証拠も完全に隠滅する。最初はこのままカオス状態になるかと思ったけれど、ラストではすべての疑問が回収されていた。だから突っ込みどころはまったくない。
ノルウェーの映画って初めてだけれど、ロジャーを演じた俳優さんは最高だった。ちょっとサイコっぽいところもあり、なのにオドオドした雰囲気も持っている。とてもいい俳優さんだと思った。
そしてロジャーの妻役の女優さんがマジで美人。前半はクラスと共謀しているかのように思わせるけれど、夫を愛していて最後にはロジャーを助ける。かなりはちゃめちゃ度が高い映画だけれど、最初から最後までハラハラして楽しめる作品だった。
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