面倒くさい女性だよなぁ
ある小説の女性主人公が面倒くさいキャラになってきたwww
それでも彼女への感情移入はすでに成立しているので、ウザいやつだと思いつつも応援してしまう。おそらくこの作品がベストセラーになったのは、そんな主人公のキャラを含めたものなんだと思う。
2021年 読書#10
『トワイライト8 冷たいキスをあたしに』ステファニー・メイヤー著という本。全部で13巻ある『トワイライト」シリーズの第8弾を読了。この本で主人公のベラはついに高校を卒業する。つまり吸血鬼になる日が目の前に迫っているということ。
吸血鬼であるエドワードと添い遂げるためには、吸血鬼になって永遠の命を得るしかない。さらにベラが吸血鬼にならざるを得ない状況もこれまでの事件で発生している。彼女の決意は固いので、問題はどのタイミングで吸血鬼になるかということ。
だけどいよいよ高校を卒業するという段階になって、ベラは迷いを覚える。気持ちに変化はないけれど、卒業したらすぐにと決めていただけに、ややナーバスになっている。ベラを吸血鬼にするのを先延ばしにしようとするエドワードも、彼女の迷いに拍車をかけてしまう。まるでマリッジブルーのような状態。
ただベラの自宅に侵入した謎の吸血鬼がいる。これは前作で起きたエピソード。この吸血鬼の正体はこの作品でも明らかになっていないけれど、ベラの命を狙っていることだけは分かった。彼女の衣服を盗み、その匂いを利用するため。
シアトルで連続殺人事件が起きている。それは変身したての吸血鬼によるものだと分かった。人間から吸血鬼になったばかりの存在は凶暴化している。エドワード一家の調査によると、その数は20人にも達する。つまり20人という人間を吸血鬼に変身させた黒幕がいるということ。
その黒幕がベラの部屋に侵入したらしい。目的は凶暴化した吸血鬼の集団にベラの匂いを記憶させて彼女の命を奪うため。新米の吸血鬼とはいえ、エドワードたちは7人しかいない。ベラを守るために戦うとしても、互角の争いになってしまう。
ということでこれまで反目していた吸血鬼と人狼が協力することになった。ベラに片想いしている人狼のジェイコブとエドワードの目的は一つ。それはベラの命を守ること。だから吸血鬼と人狼がタッグを組むことになった。
これで勝利は確実という段階になって、ベラがわがままを言い出す。さすがに面倒くさい女www
自分のせいで愛するエドワード一家や、親友のジェイコブたちを危険にさらしたくない。だから集団で襲ってくる吸血鬼のおとりになると言い出した。もちろんエドワードもジェイコブも大反対する。
そこでさらにベラは面倒くさいことを言い出す。人狼が参加したことで勝利は確実。だったらベラはエドワードは戦いに参加せずに自分のそばにいてほしいと言い出した。要するにベラが戦場にいるとしても、どこかに避難するとしても、エドワードとは離れるのが嫌だということ。マジで面倒なやつだよなぁ。
人狼の参加で勝利を確信したエドワードは、ベラとともに戦場から避難することにした。惚れた弱みだろうけれど、エドワードは心が広くて我慢強いよね。ここで第8弾は終わり。戦いは次の作品になるけれど、おそらくすんなりとはいかないだろう。でないと面白くない。
さっそく第9弾を読まなくては。ベラの部屋に侵入した黒幕も明らかになるだろう。いよいよ最後の第13弾が近づいてきた。なんだかんだ文句を言いながらも、すっかりこのシリーズの虜になってなっているボクなのだwww
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