マナーのアップデートは大切
関西人のボクが東京に来たことを実感するのはエスカレーター。歩いて移動する人のために、関西では左側をあける。ところが関東だとまったく反対。なぜそんなことになったのかわからないけれど、とりあえず関西人のボクは左側をあけるのがマナーだと思って育ってきた。
でもマナーというのは時代とともに変わる。ここ数年言われているのは、エスカレーターは歩かないというマナー。そんな変化を受けて、ついに条例化する自治体が出てきた。
「エスカレーター歩かない・歩くべきでない」変化した人々の意識 埼玉は条例で義務化へ
その自治体は埼玉県。リンク先の記事にはこう記されている。
『「立ち止まった状態でエスカレーターを利用しなければならない」などと定めた「エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が埼玉県で成立、2021年10月から施行されます』
マナー的なものを条例化してしまうなんてユニーク。罰則はないそうなので、エスカレーターによる事故を防ぐための注意喚起が目的らしい。過去に行われた検証においても、誰もが歩かないほうがより多くの人を運べることは知られている。
エスカレーターは歩かない、という意識は定着しつつある。リンク先の記事にはわかりやすいデータが書かれている。
エスカレーターを歩いてしまうという人は、2016年に83.9%だったのに、2020年には68.2%まで減少しているそう。さらにエスカレーターの歩行をやめたほうがいいと答えている人が、2016年の69.1%から2020年には86.9%まで増えている。
かなり新しいマナーが浸透しつつあるということだろう。ボクも以前は歩いていたけれど、最近はほとんど歩かなくなった。どうしても急ぐことがあって、後めたく思いつつ歩くこともあるけれど。
ただ状況によっては動かずにいることが気になる場合もある。阪急六甲駅から道路に続くエスカーレーターは一人用の幅しかない。だからもともと譲るスペースがない。ところが駅から下る場合、その先にバス停がある。
だからバスの時間がギリギリで、後方からイライラしている人の様子を感じてしまうことがある。前に人がいないときは仕方なく歩くようにしているけれど、変に気をつかっている自分が嫌になるんだよねぇ。
でも基本的にエスカレーターは歩かないようにしている。マナーのアップデートは大切だし、それを行動にしないと意味がない。もし今度は背後から急ぐ気配を感じても、無視して絶対に動かないぞ〜www
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