今回のジャックは純愛?
アカン、昨日の就寝前に鼻炎が発症して薬が効くまで眠れずに睡眠不足。そして今日は朝のブログで書いたとおり、ひたすら新しいMacBook Airについて調べていたので、さすがに疲労困憊してヘロヘロwww
そんな状況なので簡単な読書メモだけ残しておこう。
2021年 読書#30
『警鐘』上巻 リー・チャイルド著という小説。トム・クルーズ主演で映画化された『ジャック・リーチャー』シリーズの原作を追いかけている。この作品は原作として第3弾にあたる。これ以降の作品は邦訳されていないものが多く、残念ながら飛び飛びでしか読めない。
過去2作品を読んで、ようやく映画のジャックのイメージを払拭できた。まだ顔はトム・クルーズだけれど。
原作のジャックは冷静で鋭い分析ができるだけでなく、映画とちがって女性関係が柔軟。007のジェームズ・ボンドのように、すぐ女性といい関係になってしまう。作品ごとにマドンナが登場するのもパターンになってきて、今回も美しい女性がマドンナとなっている。
ところが今回のジャックは、珍しくその女性と関係を持たない。持ちたくないのではなく、できることならベッドを共にしたい。それは女性のほうも同じ気持ちで、ジャック次第でどうにでもなる。
なぜジャックが躊躇しているかといえば、その女性は軍隊時代の自分の恩師の娘で、世界中の基地を一緒に渡りあるいた幼なじみだったから。ジャックがそのジョディという女性を意識したのは20代の初めだったけれど、彼女は当時まだ15歳だった。
そのときのイメージや、かつ元上司の娘ということでジャックは彼女と深い関係になれない。まるで純愛のようなまま上巻が終わってしまった。おそらく下巻にはどうにかなるだろうと思うけれどね。
今回はその元恩師であるリオンという人物が関わっている。ベトナム戦争で息子を捕虜に取られ、いまだに生きていると信じている老夫婦がいる。病院で知り合いになったリオンにそのことを話した。だけどリオンは病死してしまい、ジャックがその老夫婦の願いを引き受けることになった。
まだ上巻では明らかになっていないけれど、その調査を快く思っていない人物がいる。フック・ホビーという金融屋で、元ベトナムの従軍兵。そのフックはジャックやリオンの娘のジョディを殺そうとした。
上巻はそこまで、その陰謀がどのようなものかだけでなく、ジャックとジョディの関係も気になる。早く下巻を読みたい。まぁ、ジャックの恋が実らないのはわかっているけれどね。だって彼は『フーテンの寅さん』と同じだからwww
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