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高羽そらさんインタビュー

法制化が必要な状況が悲しい

人間が持つ良心や、他者への想像力がまともに機能しているのなら、誰かを傷つける行為を規制する法律は無用。誤解による行き違いがあっても、法律を適用することなく話し合いで解決できるはず。でもいまの社会に法律がないと、理不尽な扱いを受けて泣き寝入りする人を救えない。

 

人を殺してはいけない、というのは子供でも理解できる。なのにこの世界から殺人が消えることはない。本来なら必要のない法律を定めなければいけないことに、ボクはなんともいえない悲しみを感じてしまう。

 

ある記事を読んで、そんな悲しみにとらわれてしまった。

 

同性婚を阻む可能性も。自民党の「LGBT理解増進法案」がダメと言われる理由

 

ボクは知らなかったけれど、自民党が今国会で成立を目指している法律に「LGBT理解増進法」というのがあるそう。いまや世界的に認知されている性の多様性に関して、法制化することによって国民の理解を進めようというものだと思う。

 

だけどLGBTの人たちは、この法案にクレームをつけている。なぜなら「差別的取扱の禁止」が明記されていないから。LGBTについて理解しましょう、というスローガンのような法案であって、明確に差別を禁止するものではない、と不満を表明されている。

 

リンク先の記事を読んで、この法案に不満を感じている人の気持ちは理解できた。LGBTへの差別を禁止することを明記しないと、差別が放置されるだけでなく、同性婚を阻害する根拠にされてしまうから。自民党は同性婚を認めたくないから、差別の禁止を明記しないというという主張。

 

おそらくそうなのだろう。現状の日本において、同性婚を認める空気は限りなく薄い。世界的な傾向から見ると、かなり遅れているのは事実。野党が差別禁止を盛り込んだ法案を提出しているそうだけれど、彼らは単に自民党に反対しているだけであって、本気で同性婚を認めようとしているわけじゃないと思う。知らんけどwww

 

とにかく他人を傷つけることのない性の多様性に関して、差別を禁止しなければいけないという現状が悲しすぎる。言い換えれば、法律で規制しなければ差別が横行するということ。そしてLGBTの人たちが不当な差別を是正するために、訴えの根拠となる法律が必要だということ。

 

差別がいけないことは、普通の感覚の人なら理解できるはず。本来は法で規制するようなものではなく、当然のこととして理解するべきこと。でも最初に書いた殺人と同じで、法律を設けないことにはいつまでも苦しむ人が絶えないという現実。なんて悲しいのだろう。

 

LGBTの人たちの主張より、差別を禁止する必要性のほうに気持ちが傾いてしまう記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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