ついに転生しちゃったよ!
映画は全5作のうち2作しか観ていなくて、さらに原作もその段階でストップしていた作品がある。だけどふいに物語の結末が気になって、まずは原作を追いかけている。そして全13部あるシリーズの第12作目を読了した。
2021年 読書#42
『トワイライト12 不滅の子』ステファニー・メイヤー著という小説。
長い旅だったけれど、ようやくラスト前の作品となった。主人公のベラは第10弾で吸血鬼のエドワードと無事に結婚式をあげた。ところがベラの妊娠がわかる。つまり人間と吸血鬼のハーフを身籠った。胎児の成長は早く、わずか1ヶ月ほどで生まれそうな様子。
そして第11弾では物語の語り手がベラを思い続けている人狼のジェイコブとなり、出産に伴ってベラの命が胎児に吸い取られようとしている状況を語る。幸いにもラストでは無事に愛らしい娘が生まれる。だけど生まれる直後まで必死で耐えたベラの心臓は停止してしまった。
ということで第12弾。再び語り手はベラに戻り、なんと彼女は吸血鬼として転生しようとしていた。人間だった主人公が吸血鬼に転生するなんてすごい。それはベラの元からの望みだったし、吸血鬼の一族を仕切っているイタリアのヴォルトーリー一族との約束でもある。もしベラを吸血鬼にしなければ、エドワード一家は滅亡させられてしまう。
娘を出産したことで人間としての死を迎えたベラは、機転をきかしたエドワードの素早い行動によって吸血鬼の毒を注入された。そこから完全な吸血鬼となるまでの描写はリアルで、想像とはいえよくここまで書いたなと感心しながら読んだ。
生まれた娘の名前はレネズミ。生まれて1ヶ月も経たないのに歩くし話す。ベラが抱えている課題は、吸血鬼となったばかりの彼女の自制心。普通は吸血鬼に転生した直後、自分をコントロールできなくて人間を襲ってしまう。もし娘を殺すようなことがあったらマズい。
ところがベラの自制心は、一世紀以上も吸血鬼を経験しているエドワードも驚くほどの素晴らしさだった。半分人間である娘を抱いても取り乱すことなく、かつ実の父親であるチャーリーと会ったときも自らの攻撃性を抑え込んだ。
さらに人狼のジェイコブがまだ幼いレネズミに刻印、つまり将来の妻として宣告したことで、エドワードたちと人狼たちとの協定がさらに強固となった。もうこのままハッピーエンドで終わってもいいじゃない、という雰囲気。
ところがラストに落とし穴があった。イリーナという別の組織に属する吸血鬼にレネズミのことを知られてしまう。イリーナは吸血鬼を仕切っているヴォルトーリー一族に密告することで、エドワード一家に死刑宣告が下された。
人間と吸血鬼のハーフは『不滅の子』と呼ばれ、人間に無差別の危害を加える可能性がある。それゆえ掟として、『不滅の子』を生み出した一族は粛清を受けることが決まっていた。レネズミは決して『不滅の子』のような恐ろしい存在じゃないんだけれど。
ということで最後の第13弾は、エドワード一家を絶滅させようとするヴォルトーリー一族との戦いになりそう。うわぁ、気になって寝られへんがな。早速図書館に予約したけれど、できるだけ早いうちに読まないと落ち着かない。
そして最後まで読了したら、映画を最初から最後まで観たい。いまのところサブスクリプションで配信がないから、どこかのBSで放送してくれないかなぁ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
ヒノッチさん、コメントありがとうございます。
面白そうな動画を紹介していただいてありがとうございます。
見てみないとなんとも言えませんが、テーマとしては面白そうですね。
ビックバンそのものを否定する物理学者もいますが、宇宙の起源としては好きな理論です。
時間が取れて忘れなければ、ぜひ拝見したいと思います(笑)
お久しぶりです、そらさん。ヒノッチです。
色々、スピリチュアル系には転々として来ましたが、コロナを切欠に最終的な所には行き着いたようです。
ちょっと突拍子ではあるんですが、
なぜ宇宙のビッグバンが起こったのかを、
量子物理学と仏教とを掛け合わせて説いている人がいるので、少し興味がありましたらユーチュウブのDEEPMAXという動画があります。
今の一流のアニメ作家さんには誰一人分かってないようでして、そらさんでしたら案外と思いまして。
後、コロナ騒動とスーパーシティ構想についてはどうも胡散臭さを感じます。