Apple製品で困ること
パソコンとスマートフォンをApple製品に変えて満8年になる。パソコンは先月になって2台目となるMacBook Airに買い替えた。スマートフォンはiPhone5sからiPhone6sを経て、パソコンと同じく先月にiPhone11へ機種変更した。
Windowsのパソコンや、Androidのスマートフォンを使っていたのが遠い過去生のように思えるwww
Apple製品に不満はない。ただし困ることが一つだけある。それは修理が必要となったとき面倒なこと。Apple製品は修理先の店舗が指定されている。だから指定外の店舗で修理をした場合、メーカーは保証してくれない。
そんなAppleのシステムに対して、アメリカの公的機関が改善を求めている。
米独占禁止当局、アップル名指しで製品修理独占の実態改善を求める
米連邦取引委員会は、製品修理に関するメーカーの制限について報告書をまとめている。それによると、メーカー正規の修理以外を認めない現状についてダメ出しをしている。米独占禁止当局が明確な警告を発した。この警告がAppleに向けれらたものであるのは明らか。
電化製品の修理業を個人で営んでいるのは、黒人等の有色人種が多いそう。それゆえそうした人たちの営業を妨害しているという見解らしい。こうした意見が出てくるのはよくわかる。たしかに修理事案が発生した場合、Apple製品は何かと面倒。
ボクがiPhone6sを使っているとき、対象機種のバッテリーを無料交換してもらえることになった。いわゆる初期不良の一種。だけど無料が認められるのは、当然ながらAppleが指定した店舗だけ。神戸の場合は三宮センター街にあって、便利な場所なんだけれど他の選択肢が排除されているのは事実。
自分でバッテリーを交換しようとしても、特殊な工具や技術がないと無理。Windowsのパソコンだったらメモリーの拡張は簡単にできるけれど、Macの場合は普通の人は基盤を見ることさえできない。
ただしAppleの立場で見れば、修理の品質が落ちないようにという配慮だとも言える。厳しい規制を設けることで、不正な改造や修理を防ごうというもの。それはApple製品に対する信用を守っていく意味でもある。
こうした部分がApple製品の信頼につながっているのかもしれない。だけどボクの経験からすると、修理の品質については疑問がある。
以前使っていたMacBook Airのキーボードが故障した。それでわざわざ予約して、Appleが指定する三宮の店舗に持って行ったことがある。iPhoneのバッテリーを取り替えるくらいならすぐに対応してもらえる。ところがMacBook Airの修理だと、頼りないったらありゃしない。
最初対応してくれた人は自分では無理だと判断したのか、パソコン専門の担当が来社するのを待つようにいった。それでその専門担当が登場したけれど、ハッキリ言ってボクの方が詳しい。よくあんなレベルでお金を取っているな、と本気で思った。
結局は修理技術の優劣で指定店舗になるのではなく、もっと別の要因によって決められているような気がする。たとえば何があってもAppleの言いなりになるとかねwww
さて本家のアメリカ当局が警告したことで、Appleはどう出るのだろう? とりあえず消費者の立場に則した結論になることを願っている。
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