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高羽そらさんインタビュー

SNS企業は検閲機関じゃない

FacebookやTwitterに代表されるSNS企業は、世論を左右するパワーを有した自社システムについて責任が課せられる。それゆえ投稿内容によっては記事を削除したり、アカウントの停止等を実施している。

 

もしSNSでの投稿を放置すれば、リアルな殺人や自殺、あるいは盗撮や性的暴力の動画が世界中に拡散されてしまう。個人のプライバシーなど存在しないのと同じことになり、恐ろしくてネットを利用することができなくなってしまう。

 

かといって特定の私企業が恣意的な検閲行動に出るのはおかしい。SNS企業は公的な検閲機関じゃないんだから。つまり問題となるのは、どのような投稿を禁じるかという『線引き』だろう。

 

昨日、Facebookに関する記事がネットで話題となっていた。

 

新型コロナ「研究所流出説」容認へ、フェイスブックが方針転換

 

これは本当に難しい問題。リンク先の記事は新型コロナに関するFacebookの対応を報道したもの。今年の2月、Facebookは新型コロナウイルスが中国武漢の研究所から流出したという投稿を削除するという方針を発表していた。

 

ところが今月の26日になって、次のようにその方針を変更した。

 

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の起源に関して進められている調査と、公衆衛生専門家らとの協議を踏まえ、同ウイルスが人工的に作られたとする主張について、今後は当社のアプリから削除しないことにした」

 

こうなった理由は明らか。バイデン大統領が米国の情報機関に対し、中国で最初に確認された新型ウイルスの起源が動物由来なのか、研究所からの流出なのか、調査報告を行うよう指示したから。疑いが強くなったということだろう。

 

トランプ前大統領が同じことを表明したとき、Facebookは政治的な発言として無視した。ところが現在の世論が中国発祥説に傾いてきたことで、そうした記事の投稿を削除することが難しくなったのだと思われる。

 

要するに新型コロナウイルスに関して、Facebookには明確な線引き基準が存在していないということ。なのに自らの会社が検閲機関のような圧力を行使することで、記事の削除を表明していたこと自体がおかしい。こうしたブレブレの対応は、世論に大きな影響を与えるだけに危険な行為だと思う。

 

結局はボクたち利用者としては、できる限り自分の頭で判断するという習慣をつけるしかないんだろう。どれだけ企業が明確な基準を設けようと、内容によっては恣意的なものになってしまう。適切な情報を得ることの難しさを、改めて感じさせられる記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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