現状のワクチン証明書は微妙
神戸市内では、区役所の広報車がワクチン接種を連日促している。集団免疫を獲得するのは急務なので、一人でも多くの人がワクチンを接種することが望ましい。接種に関わっている人たちは大変だろうけれど、いまが踏ん張り時だから頑張って欲しい。
ワクチン接種が始まったことで、次の動きが起きている。ヨーロッパでは一般的になりつつあるワクチン証明書が、日本では今年の夏に発行される見込みとのこと。
日経新聞の記事によると、今年の夏にはワクチン証明書が一般に発行されるらしい。すでに外交官等には非公式の証明書が発行されている。海外でワクチン証明書がないと普通に活動できないからだろう。
日本のワクチン証明書は、年内にはスマートフォンのアプリでデジタル化される見込み。おそらくマイナンバーカードを取得している人が優先されそう。発行は住民登録がある自治体が主体となって行い、その内容を国が保証する仕組みになる。
リンク先の記事によると、経済界はワクチン証明書を歓迎している。この証明書によって自由に海外へ移動できることで、停滞した経済を復活させるきっかけにできるから。旅行業界も期待していて、ワクチン証明書によって帰国後の二週間待機が緩和されることを切実に望んでいる。
ただ世界的に見ると、ワクチン証明書の足並みがそろっていないのが現状。全体として歓迎されているけれど、アメリカの一部の州では公的機関による証明書要求を禁止している。その理由は証明書の導入によって、未接種者への差別を招くことが懸念されているから。
ボクも現状において、ワクチン証明書の効果に疑問を持っている。差別に関してはあまり気にしていない。海外ではマスクをしていないだけで、ワクチン未接種者とみなされて差別されたという事例がある。だけど日本ではそんなことは起きないような気がする。
せいぜい飲食店で割引がある程度かな、と。あるいはライブに参加する際、チケットの席に優遇されるとかね。任意接種なのに差をつけること自体問題視される可能性があるけれど、集団免疫を考えると致し方ない部分があると思う。
ボクが気になるのはワクチン証明書の有効期限。ワクチンを接種したからといって、永久免疫が獲得できるわけじゃない。半年くらいは有効だという記事を目にするけれど、どちらにしても二度とコロナに感染しないという証明にはならない。
このあたりの扱いは、先行している海外ではどうなっているんだろう?
日本のワクチン証明書には接種した時期が明記されるらしい。だったら経過期間によって対応を変えるのだろうか? そのあたりが気になっている。
さらに優遇措置を受けたいがために、偽造証明書も出てくるような気がする。あるいはワクチン証明書詐欺もね。そうなってくると本来の意図からかけ離れてしまい、ワクチン証明書が形骸化してしまうような気がしてならない。
まぁボクでも思いつくようなことだから、きっと政府の高官たちは対応策を考えているはず。知らんけどwww
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