結局は原作に行き着くな
新型コロナウイルスは、映画公開に大きな影響を及ぼしている。なんせ映画館がまともに営業できない状態だからね。
ハリウッドのパラマウント映画が、ある作品の公開を昨年の9月に予定していた。ところが新型コロナの影響で10月に延期。さらに今年の2月に延期されたけれど、最終的に劇場公開を断念した。その結果Amazonに配給権を売却したことで、今年の4月になってAmazon primeでようやく公開された映画を観た。
2021年 映画#87
『ウィズアウト・リモース』(原題:(Tom Clancy’s Without Remorse)という2021年のアメリカ映画。トム・クランシー原作小説の映画化。『ジャック・ライアン』シリーズのスピンオフというだけで、ジャック・ライアンのファンなら飛びつく作品。
『ジャック・ライアン』シリーズで登場するCIA工作員のジョン・クラークの誕生物語となっている。まだ2ヶ月も経たない新作なので、ネタバレはしないのでご安心を。
ジョン・クラークは名前を変えていた。本当の名前はジョン・ケリーで、アメリカ海軍特殊部隊であるネイビーシールズの優秀な隊員。このジョンをマイケル・B・ジョーダンが好演している。マイケルといえば『ロッキー』シリーズの最新作である『クリード』で主演した俳優。
『クリード』は2作品とも観たけれど、本当にいい映画だった。その最高のイメージのまま、この映画でさらにマイケルに対して好印象を抱くことになった。残念なのはコロナの影響で普通に公開されなかったこと。マジで気の毒だなぁ。
大まかなストーリーだけ書いておこう。ある陰謀に巻き込まれたジョンは、妻と彼女のお腹にいた娘を殺されてしまう。ある任務に就いた特殊部隊のメンバーを抹殺しようとする凶行だった。その陰謀の真相を暴き、ジョンが復讐するという物語。そしてなぜ彼が海軍からCIAの工作員となったかが描かれている。
ただ結論からいえば、黒幕の存在がイマイチだった。途中で読めたし、その陰謀の根拠も希薄。そこで気になって原作を調べてみると、どうも雰囲気が少しちがう。やはり映画用にストーリーが変更されているらしい。
こうなったら原作が気になって仕方ない。そういえばトム・クランシーの『ジャック・ライアン』シリーズの映画はほとんど観ている。過去に多くの俳優さんがジャックを演じてきた。ところが原作を読んだことがなかった
こうなればやはり原作に行き着くしかない。できれば時系列に沿って、『ジャック・ライアン』シリーズの原作を読んでみようと思う。そうすればこのジョン・クラークの物語にも出会えるだろう。おそらく新しい発見の連続だと思うので、想像するだけでワクワクしてきたなぁ。
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