素晴らしさを再検証した
ボクが好んで聴く洋楽に共通している必須要因は歌唱力の高さ。もちろんスタジオ音源だけで判断せず、ライブ映像までチェックする。特に一般のファンが撮影した映像はその歌手の実力がリアルにわかる。どんな録画状況でも、上手い人は上手い。
優れた歌唱力を持つ歌手をあげたらキリがないけれど、いまのボクが絶対にベスト3に入れる歌手がいる。それはアリアナ・グランデ。
彼女の音域の広さ、声の美しさ、そして全身から発する楽曲への強い想いは、明らかに群を抜いている。いまライブに参加できるミュージシャンを一人選べるとしたら、迷わず彼女の名前をあげる。
特に最近のお気に入りは『pov』というタイトルのバラード曲。昨年の10月にリリースされた『Positions』というアルバムのシングル曲。とにかくメロディが美しくて、心がガクガクと揺さぶられる。今日も買い物の帰りにこの曲を聴きながら歩いていたら、人目があるのに思わず涙ぐみそうだった。
ただ残念なことにミュージックビデオが制作されていない。ところが今月の21日になってついにこの曲がビデオ化された。スタジオで撮影した公式ライブ映像として公開されている。
ライブヴァージョンでこの曲を聴き直すことで、あらためてこの曲のメロディの美しさと、アリアナ・グランデの高い歌唱力を再検証できた。いやマジで素晴らしいから。だまされたと思ってこのビデオを見てほしい。本当にすごいから。
そして再検証といえば、先日原作を読んだことである映画を久しぶりに観た。
2021年 映画#92
『アウトロー』という2012年のアメリカ映画。アメリカでベストセラー小説となった『ジャック・リーチャー』シリーズで初めて映画化された作品。この映画をみて原作を読むようになった。そして『アウトロー』の原作を先日読んだことで、あらためてこの映画の素晴らしさを再検証した。
原作とのちがいは先日のブログで書いたばかりなので省略しよう。そのときにも触れたように、この作品は映画も原作も実に素晴らしい。今回映画を見直してみて、やはりそのことを確信した。
あえてジャックのキャラを変えることで、物語のエッセンスをうまく取り込んでいる。そして原作から必要なエピソードを取り入れつつ、映画だけしかないエピソードを創作して作品の質を高めている。それゆえ結末もちがってくるけれど、それでいいと思う。
映画も原作のジャックも、悪を許さないという気持ちは同じ。だけど映画のジャックは起訴できないと判断したことで、黒幕を躊躇せずに殺してしまう。一方原作のジャックは仲間の協力を得ることで証拠を固め、黒幕に法の裁きを受けさせている。
どちらがいいということじゃなく、それぞれに素敵だった。パラレルワールドの物語だと考えれば、映画も原作も楽しめると思うよ。
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