感慨深い今年の記念日
今日はとても大切な記念日。我が家の愛らしい息子であるミューナと出会った日。彼と暮らすようになって満15年になった。明日から16年目の生活が始まる。
昨年の暮れに慢性腎不全と診断され、これまで薬を飲みつつどうにか元気で過ごしてくれている。先月には無事に15歳の誕生日を迎えてくれた。それだけに今年の記念日はとても感慨深い。
ただ今日のブログを書くにあたって、衝撃の事実に気づいてしまった。ミューナが我が家に来た記念日は2006年7月13日だった。なぜだかボクの記憶ではその日が金曜日になっていた。13日の金曜日にやってきた黒猫、ということで冗談半分に語ってきた。
ところが改めて調べてみると、なんとその日は木曜日だった〜〜〜!!!
人間の記憶なんていい加減だよね。13日の金曜日を意識するあまり、勝手にその日を金曜日だと思い込んでいた。こうなると事実があいまい。彼との記念日が13日の木曜日なのか、14日の金曜日なのか自信がなくなってきたwww
でも2006年7月13日の木曜日は大安なので、その日ということにしておこう。つまりミューナは大安の日にやってきた我が家の幸福の使いだったということ。
こんな姿でやってきたんだから、幸福の使いとしかいいようがない。
記念日の今日は、ちょっと彼の体調を心配する1日になってしまった。いつもより食事の量が少なく、朝の薬を飲む前と、薬を飲んでから1時間ほどしてキャットフードを吐き戻した。毛玉が胃にたまっているんだと思う。
午後からは落ち着いたようで、食欲があるところも見せてくれたし、いまは気持ちよさそうにぐっすりと眠っている。病気をしているので、ついちょっとした変化でも心配してしまう。
さて過去にもブログで書いたと思うけれど、15年前のことを少しふりかえってみようと思う。当時のボクは印刷会社で財務の仕事をしていた。
午前8時半。
出社すると、事務所の女性が昨晩のメールの返事を聞いてきた。当時はガラケーを使っていたけれど、ボクは夜に携帯の電源を切る習慣があった。それでそのメールに気がつかなかった。その女性が通っているスポーツジムで、野良猫の子供が保護されたとのこと。
ボクが1年ほど前に飼っていた猫を亡くしたことを知っていたので、その事務所の女性が声をかけてくれた。保護してもらえないと保健所行きになるとのこと。すぐに引き取ることを了承して妻に写真とメールを送った。
午前11時。
事務所の女性にスポーツジムに連絡してもらって、ボクは社長に適当な嘘をついて外出することにした。そのジムは金閣寺の近くなので、片道だけでも小一時間はかかる。それに午後2時ころから、新しい事務員さんの面接を任されていた。だから時間がない。
午後0時
自宅に戻って大急ぎで昼食を取ると、そのまま妻を車に乗せて近くのホームセンターへ。猫の食事容器、トイレ、そしてトイレの砂を購入。ちなみにそのときのセール品だったトイレの砂をいまだに使っている。
そしてついにミューナと対面。誰もいないジムの部屋で、小さな青いプラスチックのかごに入れられていた。初めて会った瞬間を忘れないよう、ボクも妻もこの出会いをしっかりと記憶に刻み込んでいる。
午後1時
自宅に戻って妻にミューナを託して再び出社。とにかく暑い日で、おそらく梅雨明けしていたと思う。そして会社に戻って無事に面接を済ませた。ミューナを引き取った日に面接したその女性は採用となり、その年にボクが退職するにあたって経理の仕事を引き継いでくれることになった。ミューナが引き寄せてくれた縁かもしれないね。
午後3時
妻からメール。なんとまったく教えていないのに、ミューナは新しいトイレでオシッコとウンチをしたとのこと。ということで、その日に夜から彼との15年以上になる生活が始まった。初日の夜は怯えて洗濯機の後ろで寝ていた子猫が、いまではお気に入りの場所を占領して大胆な姿で寝ている。
とまぁ、こんなバタバタの1日だった。
15年前はこんなちっちゃなヤンチャ坊主だったのにな。とにかく今年の夏を無事に過ごして、来年の今日の日に満16年の記念日を迎えられたら最高だと思っている。
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