小イライラVS小ワクワク
この1ヶ月ほど悩まされていたApple Musicの15秒停止問題。先日にiOS14.7がリリースされたことで、ようやく解消した。とりあえずいまのところは以前のように高音質の音楽を楽しむことができている。外出の帰り道もApple Musicを聴きながら歩いている。
といっても不具合の最中はAmazon Musicを聴いていたので、実質的にはさほど問題にすることじゃない。ところが人間の心理は繊細で、そう単純にはいかない。
何かがうまくいっていない、という気持ちは精神にこたえる。大したことじゃない、と理性は自分にいい聞かせてくる。そのとおりだと思いつつも、小さなイライラはウイルスのように拡大していくことがある。何かを気にしているときに限って、ちょっとしたことが気になってしまう。それがさらに小さなイライラとなっていく。
きっかけはスマートフォンの不具合でしかない。だけど小さなイライラは仲間を引き寄せる。横断歩道を渡ろうとして信号が赤に変わっただけで小さなイライラとなる。スーパーのレジに並んでいて、となりのレジの方が早く進めば小さなイライラが顔を見せる。
セルフレジで支払いをしようと財布を見たとき、一円玉が一枚足りないだけで、お釣りに混ざる大量の小銭に小さなイライラが発生する。これが悪化すると、そのうち何もかもがうまくいかないようなネガティブな気分になってしまう。すべての存在が自分から顔を背けているような気がしてくる。
こんなとき、どうしたらいいんだろう?
ボクはいまだにその答えが見つからない。ひとつひとつのことは大した問題じゃない。ただ重なることで心理的な負担が増す。もちろん小さなイライラなんて、大きな喜びが来れば吹っ飛ぶ。例えば小説が最終選考に残ったとか。あるいは大きなイライラがやってくることで、小さなイライラが吹っ飛ぶこともある。
でもそれは例外的なこと。ボクが悩んでいるのは日常に起きる小さなイライラの対処法。
一つの方法としては、小さなイライラを一つずつ潰していくことを意識している。気になっていることを放置しないで片付ける。あるいは過ぎた出来事は気持ちを切り替えて心での捉え方を変えてみる。
だけどすぐに解消できない小さなイライラというのがある。最初に書いたようにiOSの不具合のような場合。解決方法を試し尽くして変化がなければ、Appleが修正プログラムをリリースしてくれるのを待つしかない。これが意外に辛い。おき火のように小さなイライラがくすぶることになってしまう。
こうなると第二の方法は、小さなワクワクを見つけていくしかない。日常の出来事からラッキーなことを見つけて、それを存分に味わう。雨の予報なのに傘なしで帰れたとか、可愛いニャンコに出会えたとかでもいい。あるいは素敵な音楽に遭遇できた場合も小さなワクワクが発生する。
とにかく小さなイライラを相殺できるような、小さなワクワクを見つけていくしかないような気がしている。ということで昨日見つけた小さなワクワクを紹介しておこう。歌唱力の高さとは、こういうことをいうんだという見本のようなミュージックビデオ。
アリアナ・グランデは、彼女のニューアルバムの曲を次々にスタジオライブで配信している。観客を集めてのコンサートができないからだと思う。すでに4曲くらいがライブ配信されている。そのうちのひとつで、ザ・ウイークエンドとコラボしている曲が昨日に配信された。
アリアナ・グランデはいうまでなく素晴らしい歌手。さらにザ・ウイークエンドも男性とは思えない美しハイトーンの声で歌う。この二人のハーモニーを昨日聴いて、ボクはまじで心が震えた。そして小さなイライラが吹っ飛んでしまったように感じた。
もし小さなイライラが溜まっている人がいたら、このビデオを見て欲しい。二人の歌声を聴いているだけで、どこかの異世界へ飛んでいく気分になれるよ。
タイトルは『off the tabie』という曲。ボクももう一度見て小さなイライラを吹っ飛ばそう〜〜!
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