獣医運に恵まれたミューナ
今朝のブログに書いたとおり、今日は黒猫ミューナの定期検診だった。昨年の11月に慢性腎不全を発症して治療を受け、今年の2月からは3ヶ月ごとにチェックをしてもらっている。
なんと体重は5月の4.3kgから4.5kgまで増えていた。体重計の上で暴れたので、ボクの印象としては4.7kgはあったと思う。どちらにしても確実に体重が増加している。昨年の12月にラプロスという腎臓病の薬を飲むようになってから、まったく食欲が落ちていない。昨年11月の体重が3.6kgだったから、およそ1kgも増えたことになる。
完治する病気ではないけれど、こうして体重を維持してくれていることがうれしい。主治医の先生も、順調だということで今日は血液検査はなし。わざわざ数値を見るまでもないということ。その代わり念入りに血圧を測定してもらった。
というのは腎臓病に伴うのが高血圧とのこと。血圧を安定させるホルモンが腎臓で作られているので、腎臓病になった猫は高血圧になることが多いそう。ネットで調べてみると、腎不全の猫の20%以上が高血圧となっている。猫の高血圧は自覚症状がなく、網膜剥離起こすこともあるので要注意とのこと。
高血圧の基準が150mmhgで、ミューナは3度計測した平均がギリギリの140mmhgだった。とりあえず今日のところは血圧を下げる薬は処方せず、次の3ヶ月後に計測して考えましょうとのこと。ついでにアレルギーの治療もしてもらって、無事に自宅へ戻ってきた。
主治医の先生は猫の立場になって常に考えてくださる方で、本当に信頼できる素晴らしい獣医さん。伊達に『猫専門病院』を開業されていない。神戸で開業されて20年ほどで、当初年間の365日で休診日なしだったそう。猫に人生を捧げているとしか思えない。
いまは木曜日が完全休診日だけれど、ミューナが点滴を受けているときは木曜日でもわざわざ開けてくださった、今回の血圧に関しても、常に次のステップを見据えて治療計画を立ててくださっている。今日は血液検査をしなかったのも、必要のない検査で猫にストレスをかけたくないから。
この先生の唯一の難点は、やや愛想の悪いところ。いつも不機嫌のように見えて、慣れないうちは怒られていると感じてしまう。でも猫の病気のことになると真摯に丁寧に説明してくださる。つまり余計なことにエネルギーを注がないということだろう。
考えたら患者さんに愛想なんていらないよね。ネットでの口コミも、愛想が悪いけれど命を救ってもらった感謝の言葉が並んでいる。ボクもまったく同じ気持ち。ミューナがこうして今日も元気にしてくれているのは、この先生がいてくれたからだと思う。
そんな愛想の悪い先生の笑顔を、今日初めて見た。
「水とオシッコの様子はいつもどおりですか?』と先生。
「はい、いつものペースです。だけど腎臓病なので多飲多尿ですけれど」とボクが答えると、その先生がクスッと笑った! 初めて見た素敵な笑顔だった。
どうやら玄人ウケする答えだったらしい。腎臓病の猫が多飲多尿なのは当然だからねwww それでもあの先生を笑わせたと思うと、今日はとてもいい気分だった。次は11月なので、それまでにミューナと相談して先生を爆笑させるネタを仕込んでおこう。
とにかく本当に信頼できる獣医さん。ミューナは本当に恵まれていると思う。そういえば京都にいるころにお世話になっていた獣医さんも素晴らしい人だった。いまの獣医さんとはタイプがちがうけれど、ミューナは生後3ヶ月のころ、その先生に命を助けてもらっている。いい先生だったなぁ。
いい獣医さんにめぐり合うのは、ミューナに人徳(猫徳)があるということかな? まぁ、そういうことにしておこうwww
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