快感を覚えるボクは異常?
ある種の映画を観ることで、強烈な爽快感を覚えることがある。感動の涙もないし、新しい世界観を得ることもない。ただひたすらスッキリするだけ。
それは強いヒーローが徹底的に敵を打ちのめすという映画。いわゆる勧善懲悪なんだけれど、冷静に考えると善悪の概念なんてそうした作品には適用されていない。主観的な善が提示されているだけで、主人公はひたすら殺戮を繰り返す。人間の命という観点で見れば、決して許される行為じゃない。
そんな映画でボクが気に入っているのは、キアヌ・リーブスが主演している『ジョン・ウイック』シリーズ。公開されている3作ともすべて観た。そしてやっぱり快感を覚えた。上映時間単位で一人の主人公が殺した人間の数は、きっとジョン・ウイックがトップじゃないだろうか。
ちなみに第4弾が撮影中で、なんとボクが推しているイギリスの若手ミュージシャンであるリナ・サワヤマがキアヌ・リーブスと共演している。彼女ならアジア系のヤバい女性を演じられそうwww
同じくこの手の作品でお気に入りのシリーズがある。第1弾を観て、主人公のキャラ的にはジョン・ウイックよりボクの好みなのは確実。そして今日はその第2弾を観た。
2021年 映画#120
『イコライザー2』(原題:The Equalizer 2)という2018年のアメリカ映画。主人公のマッコールを演じているのはデンゼル・ワシントン。この映画の彼はめちゃめちゃカッコいい。そして第2弾もやっぱりカッコよくて強かった。
マッコールは元海兵隊員で国防情報局の特殊工作員だった。チームを組んでいて、アメリカ政府の依頼によって要人の暗殺を任務としていた。つまり殺し屋。
だけど妻を亡くしたマッコールはそんな世界と手を切り、ホームセンターの店員として働いていた。だけどダイナーで知り合った娼婦を助けたことで、ロシアのマフィアたちと戦い、全滅させたというのが前作。
今回は職業を変えていて、配車サービスの運転手をしている。Uberのようなもの。そこで知り合った人たちを、人知れず助けていた。そんなマッコールがある事件に巻き込まれてしまう。国際情報局時代の親友だったスーザンという女性がベルギーで殺されてしまう。彼女は前作にも同じ役で出演している。
スーザンとは家族ぐるみの付き合いで、夫のブライアンも親友だった。ちなみにブライアンをビル・プルマンが演じている。ボクの大好きな俳優さん。
物語としてはスーザンを殺した真犯人を見つけ復讐するという内容。そして同時進行で、配車サービスの常連だったサムという老人の願いを叶え、同じマンションに住んでいる黒人青年のマイルズをギャングから守るという離れ業をやってのける。
スーザンを殺した陰謀や真犯人については内緒にしておこう。まだ新しい映画なのでね。マッコールが戦う相手としてはかなりの強敵。それでも最後はスッキリさせてくれるから、やっぱりこの手の映画はやめられない。どうやら第3弾も検討されているそう。
しかしこんな残酷な映画を観て快感を覚えるボクって大丈夫? もちろんフィクションとして割り切っているから楽しんでいる。だとしてもちょっと異常じゃないか心配してしまうなぁwww
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