高齢でも弾ける気持ちは大切
18歳のオリヴィア・ロドリゴが、次々と音楽界に新しい息吹をもたらしている。同世代のビリー・アイリッシュが昨年と今年のグラミー賞を総なめしたように、来年は彼女の時代が来そうな予感がしている。
以前にもブログで書いたけれど、ビリー・アイリッシュは『陰』の気を持つアーティストで、オリヴィア・ロドリゴは圧倒的な『陽』の気を放つアーティスト。どちらが好みかは人によってちがうだろうけれど、歌手としての寿命を考えたら『陽』の気を持つオリヴィア・ロドリゴのほうが、より長くアメリカの音楽会で活躍しそうな気がする。
そんな彼女が、2日前に最高のミュージックビデオをリリースした。『Brutal』というタイトルで、今年にリリースされたデヴューアルバムの最初に収録されている曲。いきなりガツンと攻めてくるロックナンバーで、必ずシングルカットすると思っていた。だけどこれほど弾けたビデオになるとは!
若いっていいよなぁ、と素直にオジサンとしては嫉妬してしまう映像。だけど若いからといって悩みがないわけじゃない。ボクもその時代を生きていたからわかる。だけど悩みを抱えつつも、弾けずにはいられないエネルギーを持ち合わせているのが若さなんだろう。
このビデオを見ると、ボクたちが忘れてしまった若いころのエネルギーを思い出すと思う。これからが本当に楽しみな歌手だよなぁ。
そして弾けるといえば、この女性たちも同じ。いまや中年女性だけれど、この映画の撮影当時は弾けるエネルギーに満ちていたんだと思う。
2021年 映画#125
『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』という2003年のアメリカ映画。2019年版の『チャーリーズ・エンジェル』を観たのをきっかけに、過去作品を追いかけていた。2000年と2003年のエンジェルとして主演していたのは、キャメロン・ディアス、ドリュー・バルモア、ルーシー・リューの3人。
前作と同じくアクションというよりはおバカ映画のコメディ作品で、この3人が可愛く弾ける姿をひたすら楽しむという作品。だからストーリーはどうでもいいというほど陳腐。だけどマジで可愛いんだよね〜〜!
それに加えて、この2作目には先ほどの写真でアップになっているデミ・ムーアが悪役で出演している。これまた見てわかるように、本当に綺麗だった。20年前の彼女がこんなに美しかったのを忘れていた。『ゴースト』のころの可愛さから、すっかり大人の色気を感じさせる美しだった。
そんなおバカ映画で、ボクが今回笑い転げたのはこのシーン。
警備員からIDを奪うためにここまでやるか〜〜 というダンスシーン。3人ともよくやるよなぁ。
この映画の見どころはカメオ出演にもある。ブルース・ウィルス、キャリ・フィッシャー、そしてミュージシャンのPINKまで出演していた。そしてカメオ出演じゃないけれど、まだ少年のシャイア・ラブーフの可愛いこと。
オリヴィア・ロドリゴのビデオや、この映画を観て感じたけれど、弾けるのは決して若い人だけの特権じゃないと思う。歳をとると中途半端な社会常識や慣習を身につけてしまうから、自分を抑え付けているだけだと思う。
こんなふうに弾けることができなくても、その気持ちを失わず、年齢に応じた弾け方ができると思う。まだまだ老け込んでいる場合じゃないよね。体力的にはキツいけれどwww
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。