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高羽そらさんインタビュー

負け犬たちのタッグが最高

マーベル・コミックにしてもDCコミックスにしても、ボクはアメリカのコミックにくわしくない。ただ映画で『スパイダーマン』や『バットマン』を観ているだけ。だから原作のキャラはよく知らないので、映画化されたときのちがいはわからない。

 

この両コミックの最近のパターンとして、ヒーローの宿敵を主人公にした映画が製作されている。ホアキン・フェニックスが主演した『ジョーカー』がその代表。とても真面目な作品で、ジョーカーという人物の心の闇が見事に描かれていたと思う。

 

そしてマーベルの新しい映画でも、『スパイダーマン』の宿敵が主人公となっている。ボクは初めて知ったキャラなので、本来の悪役ぶりを知らない。それだけにかえってこの映画を純粋に楽しめたような気がする。最後まで笑いながら興奮できる最高の娯楽作品だった。

 

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2021年 映画#142

『ヴェノム』(原題:Venom)という2018年のアメリカ映画。エイリアン系の映画だと思っていて、まさかマーベル作品だとは知らなかった。だから最初は恐怖に備えて身構えていたけれど、途中からひたすら笑いながら鑑賞した。コミックのヴェノムがどんなキャラなのか知らないけれどwww

 

主人公のエディはテレビ番組の記者として売れっ子だった。だけど攻撃的な取材が信条なので、トラブルを起こしやすい。恋人のアニーに何度も釘を刺されていたけれど、「ライフ財団」の」CEOであるドレイクの取材でトラブルを起こしてクビになってしまう。

 

さらにその影響で弁護士だったアニーも解雇された。エディは仕事も恋人も失って自虐的な生活を送っていた。いわゆる負け犬状態。

 

だけど「ライフ財団」はマジでヤバい組織だった。宇宙開発の名を借りて人体実験をくり返していて、ホームレスを何人も殺していた。その目的は宇宙から持ち帰った生命体を人間に共生させること。

 

シンビオートと名付けられた宇宙生命は、人類に寄生しないと生きていられない。だけど寄生させても宿主を食い殺してしまう。ドレイクの目的は宇宙生命と人間を合体させることで、宇宙への移住を進めることだった。

 

ところが人体実験に不安を覚えた女性研究者がエディに接触する。この事実を暴いて実験を中止させてほしい。それでエディが研究室に乗り込んだとき、複数いるシンビオートの一体に寄生されてしまう。それがヴェノムだった。

 

寄生されたエディはスパイダーマンとスーパーマンを足したような能力を持つ。ところが体内に入り込んだヴェノムがやたら話しかけてくる。とにかく生きた動物を食べないと飢えてしまうという状態。

 

ところがエディ同様に寄生したシンビオートは他にもいた。そして最終的にはドレイクに寄生する。ボス格の存在で、ヴェノムにも合流して地球人の征服に手を貸すようにいう。ところがヴェノムは態度を変える。

 

実はヴェノムもある意味負け犬だった。それゆえエディに寄生したことで彼に共感した。地球に残ってエディの肉体で暮らすことにした。そこで二人は力を合わせることでボス格の存在と戦うとことになる。

 

新しい映画なのでネタバレはこの程度にしておこう。意外に面白いキャラなのが恋人役のアニー。ミシェル・ウィリアムズという女優さんが演じていて、彼女の演技がこの映画をさらに面白くしていた。

 

だけどとにかく最高だったのがエディを演じたトム・ハーディー。ボクの大好きな俳優さんだけれど、この映画の彼は本当に素晴らしい。二つの人格を演じているのが面白すぎて、彼の演技を観ているだけで楽しめる作品だった。『マッド・マックス』のときの彼を忘れそうになる。

 

そして続編がこれまた面白そう。エンドロールの途中で登場したのがウディ・ハレルソン。彼がこの映画に出ているなら絶対に観たい! 想像するだけで笑えてきそうな予感。でもこれってコメディ映画じゃなかったよね〜〜www

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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