子供が自己中なのは当然
未明から世界的にFacebookとInstagramに不具合が出ていて、ボクも今朝はサイトが開けなかった。まぁ、Facebookはほぼブログの更新告知専用なので、あまり影響はないけれど。
ところがその不具合の影響なのか、それとも偶然なのか、このブログもついさっきまでアクセスエラーが出ていた。パソコンはダメでもスマートフォンだと大丈夫なことが多い。でも今朝はどちらもダメ。ブログの更新を半分諦めかけたけれど、ようやくログインできた。このままアップできるか心配だけれど。
アプリやサイトに不具合が起きたとき、利用者はボクのように不満を口にする。必死になって復旧させようと汗を流している人に想いが及ばない。
そんな自己中な自分というのは、もしかしたら潜在的に常駐しているのかもしれない。そんなことを感じる記事を読んだ。
普通の大人なら「自分が楽しいから相手も楽しいはず」と考えるのではなく、「自分が楽しくても、相手は楽しくないかもしれない」と相手目線で考えることができる。今回のようにサイトの不具合が起きると、相手の気持ちを考えていないこともあるけれどwww
そんな心の状態は「心の理論」と呼ばれていて、子供が4歳になるまでに獲得するというのが定説だった。ところがアメリカのアリゾナ州立大学が研究を進めた結果、「心の理論」は6〜7歳にならないと獲得できないと実証されたとのこと。
これがなかなか面白い実験。『マキシ課題』と呼ばれている。どんなものかリンク先の記事から抜粋してみよう。
(1)青い箱と緑の箱がある
(2)マキシは青い箱にチョコレートを入れ、その場から離れる
(3)母親が現れる
(4)母親はマキシに気づかれないように、チョコレートを青い箱から緑の箱に移し、その場から離れる
(5)マキシが戻ってきて、チョコレートを探そうとする
子供への質問:マキシは青と緑どちらの箱を探すか?
これまではこの質問をすると4歳以上の子供は青だと答える。もちろん大人でもそうだろう。マキシはチョコレートが移動していることを知らないんだから。
ところが4歳未満と自閉症の子供は緑と答える。自分がマキシの母親の行動を知っているから、マキシも知っていると判断する。自分が知っていることを、他人が知らないという発想ができない。
この実験によって、「心の理論」の獲得は4歳以降だというの定説だった。ところが赤色の箱をもう1つ増やして3つの箱で実験してみると、4歳以上の子供でも半数以上が「心の理論」を獲得していないという回答を見せた。
マキシは正しい答えを選べない、ということを自覚していただけ。マキシが青の箱に入れたという記憶ではなく、間違うという事実だけが先行したことで、赤と緑を選ぶ子供に分かれてしまった。マキシの記憶を理解していたわけじゃなかった。
要するに人間の子供は6〜7歳ころまでは自己中なのが普通だということ。わがままをいって当然だし、他人の気持ちなど斟酌できない。リンク先の記事でも例としてあげられているように、他人のおもちゃを奪って遊んでも悪いと思わない。自分が楽しければ、他人も楽しいはずだから。
だけど大人になっても、まだ「心の理論」が確立していない人が多いのかも。ボクも含めて感情が先行するような出来事に遭遇すると、つい子供時代のように自己中になってしまう。だから子供の理不尽な行動を叱るときは、大人はそのことを理解してあげないといけないよね。
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