公衆トイレの今昔物語
つい先日、公衆トイレに関する話題がネットを賑わせていた。広島の福山駅のトイレには紙がないというもの。駅の公衆トイレに紙があるのが普通になっているので、入った人がパニックなったらしい。
そんなトイレにまつわる面白い記事がある。
駅トイレ「紙ない」で物議 いつから紙常備になったか調べてみた。
jR西日本岡山支社の説明としては、「過去に管内でトイレットペーパーに火を付けるぼやが発生したり盗難が起きたりしたため」とのこと。そういえば昨年にコロナ禍でトイレットペーパー不足になったとき、公衆トイレで盗難が増えたことがあったよね。
ともあれボクの年代にすれば、公衆トイレに紙がないのはデフォルト。いまでもボクはその感覚が抜けない。トイレの入り口に有料の「ちり紙」の自販機があったらラッキーだと思うくらい。だからこの福山駅のニュースを見たときも、なぜ大騒ぎになるのかわからなかった。
リンク先の記事には、駅のトイレにトイレットペーパーが設置されていく歴史が書かれている。2000年のころはまだ過渡期だったけれど、それから20年ほど経過して日本の鉄道駅のほぼ全駅にトイレットペーパーが置かれているそう。そりゃなかったらパニックになるか。
そう思うと時代の差を感じるよなぁ。いまの公衆トイレはとにかく綺麗になった。ボクが子供から20代ころまでの公衆トイレなんてマジで悲惨。扉を開けた瞬間に後悔したことなんて数知れない。リンク先の記事にも書かれているように、つま先だちで移動して必死で用を足したもの。
ボクの公衆トイレのイメージは、紙がない、不潔、ということで完結している。だからいまだに利用は躊躇する。ホテルや新築のビル、あるいはショッピンモールのようなトイレはいい。だけど公園の公衆トイレなんて絶対に入りたくない。
トイレといえば、20代のころはいろいろと苦労していた。税理士事務所時代は、顧問先に出かけることが多い。だからトイレの場所を確保していた。ボクの場合は税務署、京都府税事務所、区役所だった。そのトイレには紙があったからね。
学習塾の営業をしていたときはさらに苦労した。朝から暗くなるまで外で飛び込み営業なので、トイレの確保は必須。できるだけ公園のトイレは使いたくない。だから担当地域を地図で割り当てられたとき、トイレの確保をまず優先した。
ホテルがあれば最高。雑居ビルのトイレもよく利用した。もちろんランチや休憩するときのカフェもチェック。そこのトイレは貴重だった。パチンコ店のトイレもよく利用した。問題は商業地を外れた住宅地を回っているとき。当時はコンビニも少なかったので、トイレの確保に苦労した記憶がある。商談先で借りるわけにいかないしね。
そう思えば、福山駅で紙がないことを知った人のショックはわかるかも。トイレに関する想定外は恐怖だものね。ちなみにコロナ禍になってから、ボクは自宅以外でトイレを使っていない。昨年の1月に映画館へ行ったときが最後。日々その記録を更新中〜〜www
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする