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高羽そらさんインタビュー

これを思いついた氷見市すごい!

世間ではQR決済が浸透してきたのかな? ボク自身は使っていないけれど、他人の決済場面を見かけることが増えた。かなり以前から使われてきたQRコードは、ここ数年ですっかり市民権を得た印象がある。

 

ただQRコードの使い方はお決まりのものが多く、それ以外の可能性を感じない気がしていた。だからボクのように他のキャッシュレス決済を使っている人間にすると、あえてQR決済を使おうとは思わない。結局は『支払い』ということに関する多くの選択肢のひとつでしかないから。

 

ところがある記事を読んで、こういう使い方があるのか、と驚いた。どうやらボクは、キャッシュレス決済という目立つ利用法に観念が縛られていたらしい。

 

氷見市が認知症高齢者へQRコード付き「見守りシール」配布へ

 

なるほどね、と思わず唸った。QRコードの特性を素直に考えたら、こうした利用法が出てきて当然だろう。だけど決まりきった利用法が頭にこびりついている場合、新しい使い方を具体化できる人は少ないだろう。

 

富山県の氷見市で実施されようとしているのは、認知症高齢者にQRコード付きの「見守りシール」を配布するというもの。もし認知症高齢者が行方不明になったとき、発見者はそのシールにスマートフォンをかざすだけでいい。

 

家族に発見を知らせるメールが届き、クラウド上にある掲示板にアクセスできることで、発見場所や健康状態等の情報をやり取りできる。認知症の人が行方不明になることは多いから、こんなシールがあるだけで一人でも多くの命を救えるだろう。素晴らしい試みだよね。

 

認知症の人に対して、『徘徊』という言葉が使われることが多い。それは自分のことがわからなくなって、あたりをフラフラとさまよっている印象を持ってしまう。でも実際はちがうと聞いたことがある。本人は自分のことも、家のこともわかっている。

 

だけど帰り道に関する記憶が混乱していて、帰りたくても帰れないという状況が実態に近いらしい。空間認識力が落ちているので、迷子のように自宅へとたどり着けない。だからこのシールがあることで、助けてあげられる人は絶対に増える。

 

これは他府県、いや国家単位で進めてもいい案件だろう。認知症の人や家族にとって、少しでも心の負担を減らせることにつながると思う。もしかしたらペットにも使えるよね? 猫や犬の首輪にこのシールを貼っておいたら、保護してくれた人がすぐに飼い主へ知らせることができる。

 

QRコードの特性を考えたら、さらに応用できそうなことがあるかも。そしてこれ以外にも、ボクたちの固定観念ゆえに使用法が限定されている『アイテム』や『システム』があるかもしれない。頭を柔軟にして既存のものを応用することで、もっと暮らしやすい社会にしていけるかもしれないなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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