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高羽そらさんインタビュー

去るも地獄、残るも地獄

コロナ禍で自由が制限されても、食べる物があって、寝る場所があることは幸せ。ミャンマーやアフガニスタンのことを考えると、日本人の不満の多くはどうにか踏ん張れるものだと思う。満足度に差があっても、ほとんどの人が安全な居場所のある日本は恵まれている。

 

だけどもし日本が他国から侵略を受けたら? 居場所を失った日本人はどこに逃げればいいんだろう?

 

ついそんなことを考えてしまう記事を読んだ。そこに書かれているのは、去るも地獄、残るも地獄という世界だった。

 

「イギリスなら安全」は幻だった 香港の人々はいま

 

リンク先の記事は香港について取材されたもの。1997年に香港はイギリスから中国へと返還された。それから四半世紀をかけて、中国はイギリスの影を完全に取り除こうとしている。それは香港国家安全維持法が施行されたことで決定的なものとなった。

 

中国本土から移住してきた漢民族ではなく、従来から香港に暮らしている人たちをあえて香港人と呼ばせてもらう。香港人の多くがそんな政治情勢に不安を覚え、ここ数年で香港から出国している。その助けをしているのがイギリス。

 

移住を希望する香港人に関して、亡命や合法的な移民を支援している。返還された1997年以前に生まれた香港人は、「イギリス海外市民」の資格を持っている。その数はおよそ290万人で、イギリス市民権の資格対象は資格所有者の扶養家族まで対象が広げられた。この制度を利用してイギリスへの移住を申請した人は6万人を超えているそう。

 

ただリンク先の記事を読むと、イギリスに移住できたから安心、安全というわけじゃないらしい。まず仕事がない。ここ数ヶ月、イギリスのガソリンスタンドから石油が消え、スーパーの棚からは商品が消えた。それはEU離脱による移民制度の厳格化が原因。

 

そのあおりは当然ながら香港からの移住者にも向けられる。移民に否定的な人が多いから、EU離脱が決められた。だからそれが香港人だからといって、特別扱いされるということはないらしい。

 

中国人向けの仕事ならあるそう。この記事には中国人向けの不動産会社で働く人の事例が紹介されている。それによると、うっかり中国の悪口をいえないらしい。顧客が中国人だから。学生がイギリスで香港の民主主義を望むデモを行っても、中国人の学生に非難されたり、最悪の場合は中国政府に写真つきで通報される。

 

1000人以上の移住希望者の相談に乗ってきた人物も、中国の諜報員から脅されている。どうにかして香港から逃げてきたのに、イギリスで暮らしても状況はさほど変わらないという結果になっている。気の毒すぎて言葉にならない。

 

だからつい日本人についても考えてしまった。もし日本が他国に侵略されて、多くの日本人が国外に移住するとしよう。もっとも積極的に受け入れてくそうに思うのはアメリカ。でもどうだろう?

 

もしそんなことになれば、やはりイギリスと同じようなことになるのでは? アメリカ政府として日本人の移住を受け入れたとしても、国民がどう感じるかは別だと思う。仕事や住む場所を探しても、ホームレスのような生活が待っているかもしれない。現実にイギリスにおいて、1日1食で過ごしている香港人が多数いるそう。

 

要するに侵略されてからでは遅いということ。それなりに快適な日本での生活を維持するためには、それ相応の対応策が求められる。平和ボケで思考停止していると、日本が香港のようになってしまうと思う。だから20代の若い人たちは今月の選挙に行こう。

 

そうして若い世代の投票率を上げることで、政治家にプレッシャーをかけることが大切だと思う。誰のための政治なのかを、メッセージとして伝えるべきだと思う。投票したい人がいなければ白紙でもいい。だけど投票率によって意思表示をすることはできるから。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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