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高羽そらさんインタビュー

『カムカムエヴリバディ』は爆速!

プロ野球の好投手というのは、緩急の使い分けがうまい。オリックス、そしてタイガースで活躍した星野投手がいい例。彼のスローカーブは70キロから90キロほどのスピードしかない。ところがその直後に投げたストレートは130キロほどなのに、150キロ台を平気で打っているプロの選手が完全に振り遅れてしまう。

 

まさにこれこそが投球術というべきプロの技。あるドラマを観て、ボクはその緩急の差に圧倒されている。

 

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、鈴木アナも涙する「想定外のハード展開」が描くもの

 

それは今年の11月からスタートした『カムカムエヴリバディ』というNHKの連ドラ。リンク先の記事にあるように、このドラマは想定外のハード展開で、かつスピードが異常なほど速く感じる。

 

その理由は先ほどのスローカーブ。つまり前作の『おかえりモネ』のスピード感の遅さゆえだろう。主人公のモネと医師の菅波先生との恋愛は、観ているこちらがヤキモキするほどのスローペース。いつまでも敬語だし、甘いムードとはほど遠い。

 

またそれがいい雰囲気で進むから、ドラマに引き込まれていく。もちろん東北の震災というテーマが常に寄り添っているので、明るい話ばかりではない。それでもドラマがスタートした時点からすると、その後に亡くなった人はいない。すでに故人となっている人の回想シーンがある程度。とても平和な物語だった。

 

そのスピード感に慣れてしまったせいか、『カムカムエヴリバディ』のストレートな展開が思っている以上に速く感じる。主人公の安子と稔の出会い、そして結婚までの早いこと、早いこと。もしかしたらドラマとしては多少速いという程度なのかもしれないけれど、緩急の差によって豪速球のように見えてしまう。

 

そして『おかえりモネ』とちがって人がよく死ぬ。昭和14年からスタートした時代はまだ平和だった。だけど戦争開始から終戦まで、嘘だろうと思うほど登場人物が死んでいく。安子の祖父は戦争中に病気で亡くなった。

 

だけど安子の母と祖母は空襲で死んでしまう。そして生き残った安子の父の金太も、先週の放送で病死してしまった。その死の瞬間の金太の見た幻想シーンでは、ボクの顔は涙でぐちゃぐちゃになった。そして極めつけは、先週の最後に届いた安子の夫である稔の戦死通知。いやいや、ハード過ぎるやろう。

 

『おかえりモネ』はとても好きなドラマだった。だけどこの『カムカムエヴリバディ』はスローカーブのあとの速球なので、ハードなドラマ展開が心へストレートに響いてくる。もちろん3人のヒロインが登場するゆえ、こうした速い展開になっているんだと思う。

 

とにかく続きが気になって仕方ない。今日のような日曜日だと手持ち無沙汰で、月曜日が待ち遠しくなる。これから先もこの豪速球ドラマに感動させられるんだろうなぁ。とても期待している。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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