最強のホームレスが海外進出
この時期になると、海外のミュージシャンがクリスマスソングをリリースすることが多い。そんな楽しい雰囲気を最高に盛り上げてくれそうなクリスマスソングが登場した。なんとエルトン・ジョンとエド・シーランのコラボ曲。シンプルに『Merry Christmas』というタイトル。ファンタジックなビデオでワクワク気分になれるので、リンクを貼っておこう。
そして同じく先日にリリースされたリトル・ミックスの新曲。結成10周年を記念したベストアルバムがリリースされていて、数曲の新曲も収録されている。そのひとつが今回リリースされた『Between Us』という曲。メモリアル的なビデオになって、ボクは少しだけ寂しくなった。
というのは彼女たちは来年の春のツアーが終わると、無期限で活動停止することを2日前のSNSで公表している。といっても解散はしないとのこと。それまでにニューアルバムもリリースする予定らしいけれど、しばらく陽気で素晴らしい彼女たちの歌声が聞けないと思うとちょっと切ない。メンバーの二人が妊娠中で、子育てもあるから仕方ないよね。ということでこの曲のリンクも貼っておこう。
さてまったく話は変わるけれど、あのヒーローがついに海外進出した。ホームレスでアメリカ中を放浪していた彼なのに。その名はジャック・リーチャー。
2021年 読書#121
『パーソナル』上巻 リー・チャイルド著という小説。トム・クルーズ主演で映画化された『ジャック・リーチャー』シリーズの第19作目。といっても邦訳されているのは一部の作品だけなので、邦訳としては11作目となる。
今回のジャックはいつもとパターンがちがう。前回まではある街にやってきて、そこで事件に巻き込まれてしまうというのが定石だった。ところが今回のジャックは、軍事雑誌に自分向けのメッセージがあることを見つけた。それは自分の元上官からだった。
それで呼びされた場所に行ってみると、ある重大なことを告げられる。少し前にフランスの大統領が銃撃されるという事件があった。幸いにも防弾ガラスのお陰で怪我はなかった。ところが銃を撃ったのは1300メートルも先から。つまりかなり優秀なスナイパーだということ。
それでフランス政府の依頼によって、犯人の候補が調査された。それほどの技量をもつスナイパーは限られているから。候補者は4人。ロシア人、イギリス人、そしてアメリカ人もいる。そのアメリカ人容疑者は、ジャックが軍警察にいたときに逮捕したジョン・コットという特殊部隊の兵士だった。
刑務所で服役していたが、15年の刑期を終えて出所。それからしばらくしてフランス大統領の事件が起きた。それでかつて彼を逮捕したジャックが呼び出されたということ。結果としてジャックの参入により、フランス大統領の暗殺は単なるテストだということがわかる。
もっと大きな仕事をするため、スナイパーの腕試しをしたということ。そしてその目的はまもなく行われるロンドンでのG8会議だった。日本を含めて8人の国家首脳が集まる。ということでジャックはまずフランスに行き、大統領暗殺未遂の現場を調べる。
上巻でわかったのはやはりジョン・コットが関わっていること。さらにイギリスのスナイパーも協力している。そしてジョン・コットの本当の目的は、自分を刑務所に入れたジャック・リーチャーを殺すことだった。ということでジャックはロンドンに向かう。ここまでが上巻。
いまのところスナイパーを雇っている黒幕は不明。ロンドンのギャングと提携していて、ジャックはいきなりロンドンで襲われている。もちろん余裕で相手を殺してしまったけれど。そして今回のマドンナはロンドンに同行したケイシー・ナイスというCIAのエージェント。
まだ二人はベッドインしていないけれど、時間の問題だろうなぁ。原作のジャックは女好きだからね。とにかくこれまでアメリカから出なかったジャックが、ロンドンで活躍するらしい。下巻が楽しみで仕方ない。
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