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高羽そらさんインタビュー

AI検察官が実用化されている

裁判ドラマの定番として、裁判所で検察官と弁護士が論戦をするという場面がある。殺人事件を扱う刑事裁判、軍人を裁く軍事裁判、あるいは離婚調停のようなものまで含めて、シリアス作品からコメディ作品まで数え上げたらキリがない。

 

だけど近い将来、裁判所で弁護士に相対する検察官がAIになるかもしれない。

 

「AI検察官」は口頭説明を受けるだけで97%の精度で犯罪を特定可能

 

いまや自他共に認めるIT先進国の中国。今月の26日、香港の新聞で驚くような記事が報道された。

 

「人工知能を使って人を起訴できる世界初のシステムが、中国最大の地方検察庁である上海浦東人民検察院によって開発された」

 

すでに決定事項となっているのが中国らしい。これから開発しますよ、という段階じゃない。2016年から開発が進められていたけれど、まだ当初は検察官の仕事に与える影響は限定的だったそう。

 

ところが2015年から2020年までに収集された1万7千件のデータをAIに学習させた。その結果、97%の精度で犯罪を特定することに成功した。一般的なデスクトップPCで使用できるので、経験の少ない検察官でも利用できるとのことらしい。なんかすごい。

 

記事を見ている限り、すでに実用化されている印象。だからこのAIの判断によって起訴された被告がすでにいるのかも。よく「AIに仕事を奪われる」ということが話題になるけれど、まさか検察官にまで及ぶとは。

 

でもどことなく不気味。先入観的な感想で悪いけれど、この記事がアメリカのことならまだ多少は容認できる。だけど中国というところに、得体の知れない怖さを感じてしまう。この記事がデタラメという意味じゃなく、悪用される懸念があるから。

 

もちろんアメリカで開発されたとしても、人間が作る以上はミスがあるだろうし、場合によっては悪用される可能性がある。それでも他国から人権問題を指摘されている中国においては、このAIが政治犯的な犯罪に悪用されるイメージを持ってしまう。

 

人間の検察官が不正をしないわけじゃない。日本においても無実の人に罪を着せた検察官の不正があった。だからこそ怖い。

 

人間がやることには不正が起きる。それに比べてAIの判断は客観的で平等であり、不正をすることはあり得ない。そうしたイメージを押し付けることで、悪用の隠蔽が行われるような不安がある。AIのアルゴリズムが不正に操作されていても、一般人にはそれがわからないからね。

 

中国がどの程度の実用化に踏み切っているのかまで書かれていない。あくまでも参考程度かも。だけどいずれメインの検察官として利用されそうな予感がしている。となると未来の映画では、弁護士とAIが論争することになるのかも。観たいような、観たくないような……。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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