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高羽そらさんインタビュー

埋葬の多様化に期待したい

先日、『テスカトリポカ』という小説を読んでいるとき、遺体処理方法がリアルで驚いた。殺した人間をドラム缶に入れ、火をつけてアルカリ溶液で煮てしまうというもの。すると骨以外の組織は完全に溶解してしまう。

 

同じ方法を別の小説でも読んだような気がして、もしかしたらこれはマジ? そう思ってネットを見ていると、人間を溶かすという遺体処理方法が存在していることを知った。

 

環境にやさしい遺体処理法として注目を集めている「水葬」とは?

 

この遺体処理法は、アメリカのカリフォルニア州で2017年に正式に認められている。水と水酸化カリウムのアルカリ溶液を金属の加圧タンクに満たす。遺体を入れて90〜150度で加熱すると、数時間ほどで骨を以外の組織がすべて溶けてしまうとのこと。その後に骨を乾燥・粉砕して埋葬する。ちょっと気持ち悪いよね。

 

この「水葬」が注目されているのは環境に優しいから。火葬は膨大な燃料が必要で、かつ二酸化炭素を放出する。でも「水葬」はPM10やPM2.5の有害物質も出ないので、火葬の7分の1のエネルギーで済む。さらに土葬のように棺が不要なので、森林伐採の抑止にもなるそう。

 

人間の肉体が溶けた溶液は無害で、酸性の溶液で中和すれば水路に流すこともできる。さらに肥料としても活用できるらしい。人間溶液で成長した作物を食べたいかどうかは、個人の感覚によるだろうけれどwww

 

ボク個人としては遺体処理を含めた埋葬方法の多様化に期待している。もっと突っ込んで言えば、埋葬されない権利も保証してほしい。火葬でも水葬でもいいけれど、ボクは墓に埋葬されることを希望していない。死んだ後の肉体なんてどうでもいいから、行政が税金で処分してくれることを本気で望んでいる。

 

これは妻も同じ考えで、どちらが先に旅立っても相手の遺骨を拾うなんてことは不要だと思っている。だけど現状において、そうした選択肢があるとは思えない。例えば弁護士等の法律家に依頼することで、死後のことを委託することは可能だろう。

 

その際、遺骨については不要なので処分して欲しいと希望しても、おそらくその弁護士さんは困るだろうと思う。費用を工面して、どこかのお寺に永代供養を依頼するかもしれない。ボクとしてはどうでもいいんだけれど、できるなら委託する人に面倒をかけたくない。

 

遺体処理の多様化と共に、埋葬方法の多様化が浸透してきている。散骨を含めて、以前とはちがう埋葬方法を望む人が増えてきた。その勢いで、埋葬されないパターンも検討されないかなぁ。どうせならこの「水葬」で、骨も含めてボクの遺体を肥料に使ってもらえたらベスト。地球の物質なんだから、地球に返すのが理にかなっていると思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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