衝撃への備えと癒しへの決意
ショートムービーのような面白いミュージックビデオを紹介しよう。ボクの大好きなミュージシャンであるチャーリー・プースが新曲をリリースした。近いうちに3枚目のニューアルバムが出る予定で、そこからの最初のシングルになる。『Light Switch』というタイトルの曲で、とにかく笑えるwww
恋人にフラれたらしいチャーリー。自虐的になって引きこもり、その結果どんどん太る。ところがテレビの中からトレーナーが飛び出して彼を鍛える。その結果見事にダイエットに成功したチャーリーは、恋人とのヨリを戻そうとトライ。
ところが彼女には新しい恋人が。その彼氏はなんとメタボだったというオチ。チャーリーらしいユーモアに満ちたビデオで、アップテンポの曲とマッチして最高だった。久しぶりのニューアルバムを楽しみにしている。
さて、話はコロッと変わる。ミニマリストを自称する我が家において、基本的に物が増えることはない。一つ買えば、一つ捨てる、というのが原則。それでも現状維持が精一杯で、油断すると物は増えてしまう。
ところが今年になって、久しぶりに我が家から物が一つ減った。それはカレンダー。
スマートフォンを使うようになって紙のカレンダーは使わない。それで減らしていたけれど、昨年まではたった一つだけカレンダーがあった。それは『猫めくり』という日めくりのカレンダー。可愛い猫の写真を毎日見られるので、カレンダーというよりは猫を見たさに置いていた。
でも今年からそのカレンダーをやめた。その理由は衝撃に備えるため。
一昨年の暮れに、我が家の飼い猫であるミューナに慢性腎不全が発症。何度もブログで書いているけれど、本気で別れを覚悟した。そのときにはすでに2021年のカレンダーを買っていたので、昨年は置いていた。だけど今年は絶対に置かないと決めていた。
なぜならもしミューナの症状が悪化して旅立ったら、カレンダーを見るのが辛くて無理だから。ミューナとちがう猫であっても、猫を見るだけで辛い。先代猫を亡くしたとき、下を見れば涙が落ちる状況が数ヶ月続いた。そんな状況で猫の写真があるなんて耐えられない。
そうなるとTwitterで猫の写真をリツイートするのも無理になるだろう。大好きで毎月新作を見ている『世界ネコ歩き』も絶対に見られない。いまはミューナが元気に暮らしてくれているから楽しめるだけ。
テレビやTwitterはその時点で対応可能。だけどカレンダーを捨てるのは忍びない。だから今年から置かないことにした。これは愛猫の死に対する心の準備でもある。元気にしていると、病気なのをつい忘れてしまう。だけどいつ別れの日がやってくるかわからない。そのために準備しておくことが必要だと思うから。
ペットロスを癒す方法は簡単。落ち着いたとき、新しい猫を家族に迎えたらいい。だけどボクの年齢を考えるとそれは無理。預かった命を最後まで見届ける自信がない。だからミューナが最後の家族だと思っているので、どうにかしてペットロスを自分で癒すしかない。
そういう決意の意味も込めて、まずはカレンダーをやめたということ。以前はあったカレンダーがないことで、別れの覚悟と癒しへの決意が喚起される。小さなことだけれど、こうして少しずつ心の準備を整えている。ミューナは素知らぬ顔で走り回っているけれどねwww
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