世代格差のスパンは短い
もう20年以上の前のこと。ボクと妻は同じ職場だったので、土曜日の仕事を終えると外食することが多かった。その流れでよく遊んだのがゲームセンター。食事を終えてすぐに帰るのがもったいないので、京都の四条河原町や京都駅周辺でよく遊んだ。
そんなゲームセンターが斜陽産業になりつつあるとのこと。
ゲーム機器メーカーの代表であるセガ。そのセガがゲームセンター運営事業から完全撤退するとのこと。所有していた株式の15パーセント近くを売却することで、他の企業に経営権を譲っている。
ボクたちがゲームセンターに行っていた時代とちがって、ゲームセンターの主流はクレーンゲームとなっている。昔はゲームセンターでしかできなかったゲームが、自宅のゲーム機で遊べるようになったから。
さらにスマートフォンの普及によって、ゲームセンターが「時間つぶし」の対象とされなくなった。そのうえコロナの感染拡大で、客足が大きく減っている。大手のセガが動いたことで、同じく撤退する企業が出てくるだろうと思う。
だからボクたち世代がゲームセンターに抱いているイメージと、いまの30代くらいが持っている感覚には大きな世代格差があるはず。でもその30代だって、いまの10代とは世代格を感じるだろう。
とにかく変化のスピードが速い。こんな記事を見ると、社会が猛スピードで変化しているように感じる。
レンタルビデオ店(という呼び名に、すでに世代格差が出ているよねwww)の閉店が止まらない。リンク先の記事を見ていると、どことなくゾッとする。あって当然のような店舗が、次々と消えているから。
ボクが暮らしている神戸の六甲でも、2年ほど前にJR六甲道の駅ビルにあったTSUTAYAが閉店した。少し北に行ったところにGEOはまだあるけれど、どことなくひっそりとしている。ストリーミングによる視聴がスタンダードになってきたことで、CDやDVDがオワコンになってしまったから。
ボクだっていまテレビを買い替えるとしたら、録画機器としてDVDレコーダーよりもハードディスクを選択する。パソコンだってDVDを読み込むことが前提となっていない。外付けのDVDドライブを持っていたけれど、昨年のパソコン買い替えで処分した。だってUSBの仕様さえ変更されているからね。
世代格差のスパンは確実に短くなっている。ボクの子供時代だったら、10年から15年くらいの年齢差はさほど気にならなかった。お気に入りのアニメ番組がちょっとずれているくらい。
だけど現在の変化は途轍もないスピードで加速している。おそらく5年くらいの年齢差でも、顕著な世代格差が起きているのではと思っている。まぁ無理についていく必要はないだろうと思う。自分なりに楽しんでいけばいいこと。
ただ技術の進化は、認識の変化に影響を及ぼす。それゆえできる限りのアップデートはしていこうと思っている。あまりに認識がずれてしまうと、単なる老害になってしまうからねwww
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