老化に向き合うということ
先日のブログで『歯周病菌に宣戦布告』した。いまのところいい雰囲気で、以前より歯の不具合を感じなくなった。少し面倒だけれど、このまま継続していければと思っている。
さすがに50代も終わりが近づくと、あちこちに不具合が出てくる。入院したり治療を要するようなものじゃないけれど、それなりに辛い。印刷会社時代に痛めた腰は常に爆弾を抱えている状態。手足のダルさは、子供時代からずっと慢性化している。
頭痛持ちで痛み止めは欠かせないし、ここ数週間は20代のころにスポーツジムで痛めた左膝の痛みに苦労している。神戸は坂道が多い。上り坂はいいけれど、下り坂で体重がかかるとかなり痛い。ここ数日は少しマシになったけれど、寝返りをすると痛みを覚えるのでなかなか熟睡できない。
ところが熟睡したくても、子供のころから睡眠障害のようなところがあって、90分以上は連続して眠れない。そのうえ膝の痛みで目が覚めるので、寝ているのか起きているのか分からないことが増えた。
とにかく簡単に言えば、ポンコツになってきたということwww
老化の進行は止められない。心は30代のつもりでも、身体はついていかない。そのギャップをいつまでも無視していると、いつか大きな怪我をしてしまう可能性が高い。年齢を自覚することで、ポンコツなりの過ごし方が必要じゃないかと考えた。
ということで最近は自分の身体をいたわるようにしている。とにかく無理や無茶をしない。これは運動を避けるという意味ではない。肉体的な負荷は必要なので、2日に1度とはいえ、1万歩近くはきっちりと歩いている。毎日の掃除もそれなりに運動になるし、定期的にやっている丁寧掃除も欠かしていない。
注意しているのは、想定外の負荷をかけないこと。例えば目の前の信号が青から黄色に変わったとしよう。30代のころなら一気に走って横断した。だけど最近は次の信号まで待つようにしている。あわてて走って膝に負担をかけたくないし、うっかり転んで怪我をしてもつまらない。
それよりも次の信号が青になるのを待つあいだ、Twitter等を見て楽しんでいる。自宅で動くときも、気をつけているのは不注意による転倒や家具等にぶつかること。料理中も、包丁のような刃物を持っているときは集中するようにしている。
以前なら無造作にやっていたことを、しっかり自覚しつつ時間をかけるように意識している。少なくとも若いころに戻るのは無理。いまのボクができるとしたら、現状維持をできる限り伸ばすことしかない。自分の現状を直視して適切な対応をとる。それこそが老化に向き合うことだと思っている。
できなくなってくることは増えている。昔はどんなに熱いものでも食べられた。でも最近は急に猫舌になったらしく、熱いものをすぐに食べられない。それはゆっくりと噛んで食べなさい、ということだと解釈している。素直に、そして謙虚に方向転換することが、現状維持の秘訣のような気がしている。
ポンコツと言いつつ、幸いにも大病をしていない。そんな兆候もない。毎日普通に食欲があるし、なんだかんだ言ってもそれなりに寝ている。年齢による不調が少し増えているだけ。長い期間使ってきた身体だから、大切にしてあげないとね。ケアやメンテナンスに時間をかけることは、自分の肉体に感謝の想いを伝えることだと思っている。
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