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高羽そらさんインタビュー

クリエイターに響く映画

今日、2年と3ヶ月ぶりに神戸の三宮へ出かけた。2020年の1月に映画を観に行って以来となる。阪急三宮駅の駅ビルが全面改装されて、めちゃめちゃ綺麗になっているらしい。らしいとしか言えないのは、今日は時間がなくてじっくりと偵察できなかったから。

 

今日の目的はメガネを作ること。馴染みのメガネ屋さんが三宮のセンター街にある。今年は運転免許の更新なので、5年ぶりにメガネを作ることにした。久しぶりに検眼してもらって驚いたのは、乱視が消えていたこと。近視と老眼は相変わらずだけれど、乱視が消えているなんて。店員さんによると、まれにあることらしい。

 

気に入ったフレームが見つかって精算を待っていると、つい不安になったりするもの。本当にこの商品で良かったのかな? もっといいフレームがあったのでは?

 

そんな不安が心に忍び込んできたとき、なんといまのボクが最高に愛している曲がBGMから流れてきた。4月になってリリースされたばかりの新曲で、このメロディの美しさにノックアウトされている曲。チャーリー・プースの『That’s Hilarious』というタイトルの曲がかかったとたん、ボクが最上の買い物をしたことを確信した。こういうことってよくあるんだよね。ということでその曲を記念にリンクしておこう。

 

 

 

メガネが完成するのは9日後。いままでにない斬新な色にしてみた。今度は綺麗になった三宮を観察してこようと思っている。そしてメガネを受け取ったら、次は運転免許の更新だな。

 

さて、ある有名作家の伝記映画を観た。著者の代表作は以前から気になっていたけれど、縁がなくて手にすることがなかった。映画はその作品の完成とその後を描いたもので、こうなったら読むしかないと感じさせる内容だった。

 

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2022年 映画#56

『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(原題:Rebel in the Rye)という2017年のアメリカ映画。タイトルでわかるように、J.D.サリンジャーが小説家を志して『ライ麦畑でつかまえて』という代表作を書き上げるまでの過程、そしてその後の彼を描いた作品。

 

サリンジャーを演じたニコラス・ホルトの演技は素晴らしかった。小説を書くことでしか自分を癒せないサリンジャー。でも第二次世界大戦での従軍経験によって心を病んでしまう。それで小説が書けなくなり、そこから這い上がっていく様子が物語のメインとなっている。

 

サリンジャーという人は他人との関係を拒み、やがて小説も書かなくなってしまう。といっても、それは出版という意味だけ。おそらく彼は書き続けていたんだと思う。見返りを求めた執筆ではなく、自分のためだけの小説だから。その境地に至るまでのサリンジャーの姿が見事に描かれている。

 

ただ映画としては単調な部分もあるので、エンタメ要素は薄いかも。ただボクのように小説を書いている人や、なんらかの創作に関わっている人にとっては見応えのある作品だと思う。彼は何度小説を書いて投稿しても、ひたすらボツの通知を受け取る。この辛さは経験した人にだけにわかる感覚だと思う。

 

後にベストセラー作家になるサリンジャーが、ようやく初めて出版されたことで得た報酬はわずか25ドル。それでも祝杯をあげている彼の姿にめちゃ共感した。この映画を観ることで、サリンジャーという作家に興味を持つことができた。

 

ある作家さんが、『ライ麦畑でつかまえて』は若いうちに読むべき作品だと書かれていた。それで敬遠していたんだけれど、こうなったらいまさらだけど読んでみようと思っている。この作品が完成するまでの苦労を多少は知ることができたから、それだけでも気持ちを込めて読めるような気がする。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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