本気で憲法改正を考えよう
今日まではゴールデンウィークの空気感なので、ようやく明日からは通常モードに戻るのだろう。そんな連休の最後は見事な五月晴れで、きっと行楽地は賑わっているだろうと思う。
このゴールデンウィーク中に憲法記念日があった。その日は外出していたので、共産党議員がマイクを手にして憲法改正反対を訴えているところに行き合った。相変わらず念仏のように、憲法9条があるからこそ日本は侵略を免れているという陳腐化した理屈を叫んでいた。
水戸黄門の印籠や、遠山の金さんの入れ墨じゃないんだから、日本を侵略しようとしている国に憲法9条をかざして思いとどまってくれると本気で思っているんだろうか? 侵略国に対してむしろ抵抗しないと宣言しているようなもので、自衛権という微妙な権利にすがっているだけにしか見えない。
報道各社が今年の憲法記念日に行った世論調査によると、ボクのように考える人が確実に増えているとのこと。
ウクライナ戦争は他人事ではない…日本国民が「改憲必要派」に転じている背景
その理由はロシアによるウクライナへの侵攻。大国が勝手な大義名分を振りかざすことで、主権国家を侵略するという事実を目の当たりにしたから。リンク先の記事にマスコミによる世論調査の結果がまとめられている。
新聞社の忖度具合によって微妙なちがいはあるけれど、2〜3年前と比べて憲法改正の賛成数が反対数を上回っている。特に今年の場合はウクライナの悲劇が他人事に思えないので、危機感を覚えている人が増えているのだろうと思う。
特に憲法9条第2項で定められている戦力不保持に関して、速やかに改正するべきだという意見が増えている。この条項があることで、自衛隊が違憲状態に置かれている。実質的には世界的な実力を有する軍隊なのに、憲法によってその存在が否定されている。
それゆえ自衛隊の存在を憲法に明記するべきだという意見が高まってきた。ボクもそう考えているし、できる限り速やかに改正してほしいと願っている。なぜならもし中国による台湾有事、あるいは北朝鮮が暴走したとき、自衛という名目で自衛隊員が戦闘に関わる可能性が否定できない。
だけど現状で自衛隊員が敵国の捕虜となっても、国際法によって保護されない。なぜなら自衛隊は軍隊ではないから。それゆえ捕虜となった自衛隊員をどのように扱おうと、敵国は国際法上の罪を問われないことになる。戦争犯罪として起訴されないので、虐殺することだって可能。
日本がウクライナのような窮地に陥る可能性はゼロじゃない。それどころか日に日にその可能性が高まっている。だから国民と自衛隊員の命を守るためにも、早急に憲法を改正するべきだと思う。
世界中の人たちが大国の暴力について不安と懸念を覚えている。それゆえこの機会に自民党は本気で憲法改正に取り組まないと、政党として日本史に汚点を残すことになるだろうと思う。最終的には国民投票によって決めることなのだから、早急に投票できる状況まで議論を進めてほしいと願っている。
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