ロシアで携帯が使えなくなるかも
いまやスマートフォンを中心とした携帯電話は、現代人にとって必須アイテムとなった。通信障害が発生するだけで、トップニュースで取り上げられるほど生活に直結している。我が家も固定電話を撤去して10年以上になるので、携帯電話が使えないとマジで困ってしまう。
世界的に日本と同じような状況となっているのに、ロシアでは携帯電話が使えなくなってしまうかもしれない。
ロシア携帯通信網は破綻の恐れ ノキアなど撤退で「死にゆく技術の博物館」に
リンク先の記事は、ロシアのモスクワ・タイムズが掲載した記事を解説したもの。ロシアがウクライナへ侵攻したことで、世界各国が経済制裁を実施している。その影響を受けて、ロシアでは携帯電話の通信網が破綻する可能性が浮上しているとのこと。
ロシアでは大きく分けて4つの会社が携帯電話事業に参画している。ロシア独自の企業はなく、ノキア、エリクソン、ファーウェイ、ZTEという4社。フィンランドのノキアは早々にロシアからの撤退を表明した。スウェーデンのエリクソンも続いて事業の無期限停止を発表した。
残るは中国企業の2つ。ファーウェイとしてはロシアとの関係から撤退したくはないけれど、アメリカ製のチップや製造装置を使用しているので、ロシアに輸出する場合はアメリカ政府の許可が必要。だから事業停止になることを恐れ、ファーウェイもロシアでの事業停止を表明した。
残るZTEという中国企業はそのまま。だけどシェア4位で技術力も不十分。それゆえこの状況が続けば、ロシアの携帯通信網は破綻してしまうかもしれないそう。5G開発の事業も中断することになり、ロシアはいま以上に文明生活から見捨てられていくかもしれない。
いまのところロシアの国内企業によってカヴァーされる見込みは持てないとのこと。経済制裁が解除されなければ、ロシア国民の使用している携帯電話が文鎮化してしまう。さて、もしそうなったらロシア国民はどうする?
理想としては、国民の不満が爆発することでプーチンが権力の座からひきずり降ろされること。携帯電話が使えないストレスは想像できる。そんな事態となったことで、ロシア国民の世論が軍部を動かすことになればウクライナへの無益な侵攻をやめさせられる。
一方、ロシア国民がそんな状況を受け入れたらヤバい。携帯電話が使えなくてもネットで代用することは可能だ、と国民を武力で脅す、あるいは洗脳することで、国民の不満を経済制裁を実施している諸国に向けさせるだろう。そうなれば総動員法が発出されても、若い世代は徴兵に応じるかもしれない。
こんなことがニュースになるということは、ロシアへの経済制裁が無視できないほど効果を上げている証だろう。とにかくロシア国民がプーチンの暴走を止めてくれることを期待するしかない。
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