貯金が少ない家は散らかっている
ボクの持論なんだけれど、家や部屋の様子というのは、そこに暮らしている人の心を投影したものだと思う。部屋が片づいているほうがいいとか、ゴミ屋敷はダメだという意味じゃない。自分の家なんだから、他人に迷惑をかけないなら好きに暮らせばいい。
とにかく部屋がとっ散らかっているのは、その人の心もそんな状態だということ。断捨離の番組などを見ていて感じるのは、部屋を片づける前に気持ちを変えないと問題は解決しないということ。一時的に綺麗になっても、すぐ心のなかの状態が部屋に表出してくる。
この発想を拡大解釈すると、部屋の状況は金銭問題にも影響してくると思う。あるFP(ファイナンシャル・プランナー)の人の記事には、ボクの感覚と同じことが書かれていた。
リンク先の記事は著者が出版する書籍の宣伝なんだけれど、うまくまとめられていて面白かった。「貯金の少ない人の家は、たいてい散らかっている」と言い切るのが気持ちいい。
ただ誤解してはいけない。「家が散らかっている人は、貯金が少ない」という意味じゃない。散らかり放題の家に住んでいても、金持ちだという人は大勢いる。記事の著者もそのことについて書いている。
多額の収入がある人や、親の遺産等でお金に困らない人の家が綺麗だとは限らないということ。だけど普通に暮らしていて、お金がなかなか貯まらないと嘆いている人の家は、たいてい散らかっているということ。この著者の意見は、ボクの感じている感覚と同じ。部屋というのは、その人の心の状態だということ。
部屋が散らかっている状態は、何がどこにあるかわからないということ。著者がFPとしてアドバイスするために家へ行ったとき、資料を確認しようと思って書類の提示を依頼すると、それがどこにあるかわからないことが多いそう。
ボクは自称ミニマリスト。そう断言できるのは、何がどこにあるか即座に答えられて、すぐに取り出すことができるから。所有している衣服の数、食器の総数、私物等の明細だってその場で答えられる。ということは常に自分の金銭状況も把握しているということ。
だから無駄遣いはしないし、計画的に消費することを意識できる。リンク先の記事で著者が言いたいのは、そういうことだと思う。家が散らかっている人は、何がどこにあるか把握してない。つまり自分の経済状況や未来の展望がつかめていない。だから貯金が少ないということらしい。
著者曰く、片づけベタ=貯金ベタ ということ。その共通点がまとめられている。
(1)買い物好きでつい衝動買いをしてしまう
(2)買い置きやまとめ買いをしていないと不安
(3)「無料」や「おまけ」に弱い
(4)もったいなくて捨てられない
この4つに当てはまる人だと、たしかにお金は無計画に出ていくだろうし、部屋は不要な物であふれて散らかるだろう。だからお金を貯めたいと思う人は、まず自分の部屋の状態を客観視することが大切なんだと思う。
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