今日だけ『別れ』を忘れよう
今日は夏至。最近は夏至や冬至に自分自身のテーマを決めなくなったけれど、いつも今日のような節目を大切にしている。そのうえ今日は一粒万倍日ということで、買い物に行く日じゃないけれど外出した。
家を出でまず向かったのは阪急六甲駅の南に鎮座する六甲八幡神社。外出する度にこの神社へお参りしている。目的は慢性腎不全を患っているミューナが、辛い思い、しんどい思いをすることなく誕生日を迎えてくれること。2020年の11月に発病して以来、ずっと欠かさず参拝している。
梅雨の雨が降るなか今日の吉日に神社へ出かけたのは、ミューナが無事に誕生日を迎えたから。その感謝の言葉と、さらに来年の誕生日を無事に迎えることができるように願うため。
ちなみにミューナは保護猫なので、正式な誕生日はわからない。だからボクと妻で勝手にニャンニャンの6月22日にしているけれど、今日は日がいいので誕生日のお祝いをすることにした。そして当然ながら神社を参拝したあとに向かったのは、ケーキ屋さん〜〜〜!
どうよ、このドヤ顔。食べらないけれど、自分のケーキだとわかっているらしい。寝ているところを起こして写真撮影したので、もちろん撮影前に大好物のオヤツを献上している。そして昨日に引き続き、今夜もミューナの大好物を用意している。だから今夜はささやかなパーティーをする予定。
ケーキはボクと妻で食べたけれど、この数字のロウソクは保存することにした。数字を入れ替えたら来年のボクの誕生日に使えるからねwww
今日はもう一つ節目の日でもある。ミューナが2020年の11月に発病してすぐに点滴治療を開始した。しばらくは点滴で体調を維持していたけれど、同年の12 月21日の冬至から、点滴をやめてラプロスという腎臓の働きを助ける薬を飲むことになった。
つまり今日はラプロスを飲み出してからちょうど1年半になるという節目。その薬を飲むようになって以来、食欲が落ちることなく体重がベストの5キロ近くまで戻っている。主治医の先生も驚いているほど。通院も半年に1度になって、見た目は健康なネコと変わらない。
だけど腎臓の数値は良くなっているわけじゃない。腎臓病は基本的に治癒しない病気だから。元東大の宮崎氏による研究が進んでいて、腎臓病を治せるかもしれないAMIの治験が予定より早く進行しているらしい。だけどその薬がミューナに間に合うかどうかわからない。
だから『別れ』の覚悟は常にしている。2020年に発病したときに、完全に覚悟したから。一瞬、一瞬のミューナとの触れ合いを、これでもかというほどボクの心に日々刻みつけている。
でも今日だけは『別れ』を忘れよう。そして来年もこうして祝えることを信じよう。明日からまた、『最善を期待して最悪に備える』毎日が続くからね。
ミューナくん、16歳の誕生日おめでとう〜〜〜!
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