これこそSFの王道作だよな
大好きなシリーズなのに、ついつい見逃していた映画があった。ようやく観たけれど、やっぱりこれこそSFの王道だと言っていい作品。久しぶりに最初から最後まで興奮しっぱなしで大満足だった。
2022年 映画#114
『スター・トレック BEYOND』(原題: Star Trek Beyond)という2016年のアメリカ映画。スタートレックは有名なテレビシリーズで、数多くの作品が劇場映画としても公開されている。どのシリーズも好きなんだけれど、ボクはなかでもこの『ケルヴィン・タイムライン』シリーズが大好物!
この『ケルヴィン・タイムライン』というシリーズは3作品が公開されていて、劇場用作品では第11作から13作を指す。2016年に公開されたこの作品は、シリーズの3作目になる。登場人物は古いテレビシリーズと同じメンバー。
ところが第11作でブラックホールを通過したことで、タイムトラベルによるパラレルワールドが発生した。このシリーズはそのパラレルワールドにおける登場人物たちの活躍を描く物語。ボクがこのシリーズを愛する理由はいくつかある。
まずは前2作の監督であるJ・J・エイブラムスが関わっていること。今回は他の作品の関係で監督はできなかったけれど、プロデューサーとしてクレジットされている。彼は最新の『スターウォーズ』シリーズや、『ミッション・インポッシブル』シリーズの監督や製作総指揮をやっている。つまり彼の名前を見つけたら、その作品は間違いなく面白いということ。少なくともボクの経験でハズレはない。
次に出演陣が大好き。主演のカークを演じるクリス・パインは完全にハマり役。ボクのお気に入りはスポックを演じているザカリー・クイントで、彼がドラマの『HEROS/ヒーローズ』でサイラー役をやっていたときからの大ファン。
医者薬のマッコイも、そしてアジア系のスールーも大好き。通信係のウフーラを演じているゾーイ・サルダナもカッコいい女優さんだよね。そういえがテレビシリーズでウフーラを演じていたニシェル・ニコルズという女優さんが、先月の31日に亡くなったそう。89歳だったというから、このシリーズの歴史を感じるよなぁ。
そして忘れていけないのはエンジニアのスコットを演じているサイモン・ペッグ。今回の作品は、彼は脚本も書いている。『ミッション・インポッシブル』のベンジーとかぶるキャラだけれど、彼らしくていいと思う。
ストーリーの詳細な説明を省くけれど、いきなりエンタープライズが敵の攻撃を受けて破壊されるという想定外のスタートだった。どうやって戦うんだろうと思っていたら、過去に遭難した宇宙船が見つかったという設定。それも無理のあるストーリーではなく、その宇宙船のキャプテンが関わっている復讐劇が物語のテーマだった。とにかく時間を忘れてしまうほど、理屈抜きに楽しい作品だった。
だけど残念なことがひとつある。それはチェコフ役のアントン・イェルチンが、映画が公開された2016年に事故で亡くなってしまったこと。ロシア訛りの英語で話す素敵なキャラで、大好きなレギュラーメンバーだっただけに悲しい。
写真の左にいるのがアントン。もうこの姿が見られないと思うと切なくなる。このシリーズの第4弾が来年の年末に公開予定とのこと。作品は楽しみだけれど、メンバーがそろわないのは少し寂しいなぁ。
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