やっぱり最後もクリフハンガー
ここ数ヶ月、すでに配信済みのドラマを追いかけてきた。ドラマといっても1本が90分で映画と同じ。そして各シーズン3作でシーズン4まであるので、映画をまとめて12本も観るような濃い内容。ようやくこのドラマのラスト前までたどり着いた。
2022年 映画#126
『SHERLOCK(シャーロック)』シーズン4・エピソード2『臥せる探偵』という2017年の作品。
前回でジョンの妻のメアリーが、シャーロックのミスによって殺されてしまった。まだ幼い娘がいるというのに。ジョンは親友のシャーロックを許すことができず、二度と彼に関わらないと決める。
一方シャーロックには、メアリーからビデオレターが届いていた。もし自分が死んだら、失意のジョンを救って欲しいという内容だった。そしてその方法を告げようとしたところで前回は終了。
ジョンは完全に心を病んでいて、セラピーに通っている。メアリーの幻覚がいつも見え、常に彼女と話し続けているという状態。そんなジョンに、家主だったハドソン夫人が助けを求めてきた。シャーロックがドラッグ漬けになっていて、このままだと死んでしまうとのこと。
シャーロックにとってかけがえのない親友であるジョン。そんな彼の妻を過失で死なせてしまい、自暴自棄になることでドラッグに手を出したということらしい。実際にドラック漬けになっていて、本当に死の一歩手前まできていた。
そんな状況でシャーロックはある依頼を受ける。実業家であるスミスの娘で、父が誰かを殺そうとしているという相談だった。被害者の名前を聞かされたように思うけれど。父に薬を投与されて覚えていない。それでシャーロックに捜査を依頼した。
結論から書くと、スミスはシリアルキラーだった。殺しをやめることができず、自分が資金を出した病院に侵入しては患者を殺していた。もちろん証拠は一切残っていない。シャーロックはスミスを追い詰めようとするが、彼の仕掛けにはまって病院に収容されてしまう。なぜならドラッグによって完全に心神喪失状態になっていたから。
だけどそこまでバカなシャーロックじゃない。実はこれはジョンの妻であるメアリーの依頼を受けた結果だった。失意のジョンに手を差し伸べても、彼は絶対に拒否するだろう。彼を救う唯一の方法は、逆にシャーロックをジョンに助けさせるよう仕向けるしかない、というメッセージだった。
つまりシリアルキラーの捜査を進めつつ、自分が殺人のターゲットになることでジョンに助けてもらえる状況を作った。妻のメッセージを知ったジョンは、シャーロックが殺される危機一髪のところで彼を救う。そしてスミスの自白が録音されていたことで、彼を殺人犯として警察に突き出すことができた。
ということでシャーロックとジョンの友情は復活した。だけどそれで終わらない。だって次回はラストだから。
まずシャーロックに捜査を依頼したスミスの娘は別人だった。誰かがシャーロックをハメたということ。その正体がエンディングでわかる。シャーロックを騙していたのはジョンの新しいカウンセっラーの女性だった。それだけじゃない。
その女性は前回にジョンに近づいて、浮気を誘った女性でもあった。その正体はシャーロックの妹であるユーラス・ホームズ。自分の正体を明かしたユーラスは、ジョンに銃を向けて発砲する。そこで今回は終わり。
ということでやっぱりラスト前はクリフハンガーだった。ジョンは無事なのか? ユーラスの目的は? そしてシャーロックの宿敵であるモリアーティとの関わりは?
いよいよ来週は最終回。終わってしまうので残念だけれど、クリフハンガーのままだと気になって仕方ない。最後までハラハラさせてくれるよなぁ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。