大丈夫、なんとかなるさ!
いよいよ今日で8月も終わり。地域によっては学校も始まっているようだけれど、全国的には今日で夏休みが終わりなのかな。久しぶりに友人たちと会えることで、二学期のスタートを楽しみにしている子供もいるだろう。だけどそうでない子供もいる。
明日から学校がスタートすることで、憂鬱な気持ちで今日を迎えている子供はいるはず。不安でいっぱいだろう。だけど悩んでいるのは子供だけじゃない。成人して社会人生活を送っている人だって、毎日を不安にどっぷりと浸かって過ごしている人もいる。中年や、ボクのような還暦を迎えた人間でも同じ。
憂鬱な気分や不安で胸が詰まるようになることは、どんな世代だって感じている。それぞれに理由や事情はちがうだろうけれど、悩んでいるという事実は同じ。
でも、みんな悩んでいるんだから頑張ろう、なんて言う気はまったくない。その人の悩みは、その人にしかわからないんだから。ただ、ボクはこんなふうにして元気を出しているということを語る程度のことならできる。最近のボクの元気の元はある曲。
何かとしんどいなぁと思ったとき、この2ヶ月くらい聞いている曲がある。この曲を聞いて歌詞を口ずさんでいると、不思議と元気が出てくる。もしかしたら同じように感じる人がいるかもしれないのでリンクしておこう。
曲のタイトルは『Don’t You Worry』というそのままのタイトル。ヒップ・ホップグループのブラック・アイド・ピーズ、ラテン系の歌姫であるシャキーラ、そして世界を代表するDJのデヴィッド・ゲッタという異色のコラボ曲。この不思議なミックス感が素晴らしい化学反応を起こしていて、とにかく沈んでいる気持ちがグイグイと上向きになる。
今年の6月にリリースされた曲で、本来のミュージックビデオはSF映画のようでめちゃ笑う。どうしても美人のシャキーラばかりを見てしまうけれどwww
だけどそれではこの歌詞の良さが伝わらないので、英語歌詞と日本語字幕のついたビデオを探した。ちょっと心配事で元気がないと思う人は、騙されたと思ってこのビデオを見てほしい。「大丈夫、なんとかなるさ!」という気持ちになれると思う。
もうひとつ、ちょっと笑いながらも、「大丈夫、なんとかなるさ!」と思える映画を紹介しよう。
2022年 映画#132
『コードネーム U.N.C.L.E.』(原題: The Man from U.N.C.L.E.)という2015年のイギリス・アメリカ合作映画。テレビドラマの「0011ナポレオン・ソロ」という作品の映画化とのこと。何気なく観たけれど、これがなかなか面白かった。
物語の舞台は1960年代のボクが生まれたころ。アメリカとソ連が冷戦の真っ最中で(そういえば、その冷戦を終結させたゴルバチョフさんが今日亡くなったね)、まだドイツにベルリンの壁があった時代。
元ドイツの核兵器開発者が行方不明となった。ソ連もアメリカもその人物のデータを欲しがっていた。ところがその科学者を拉致したのは、元ナチスが関わった国際犯罪組織。このままだと世界は滅亡してしまう。
そうなったらアメリカもソ連も喧嘩をしている場合じゃない。CIAとKGBが選りすぐりのスパイを出すことで、協力してその科学者を確保することになった。そして科学者の娘を巻き込んだ作戦が展開する。
CIAのスパイは主人公のナポレオン・ソロで、ヘンリー・カヴィルが演じている。彼の顔はついスーパーマンを連想してしまうけれど、この役にピッタリだった。そしてソ連のスパイであるクリヤキンを演じたアーミー・ハマーという俳優さんも素敵だった。
目を引いたのは科学者の娘であるギャビーを演じたアリシア・ヴィキャンデル。ギャビーは科学者の娘というだけでなく、実はイギリスのスパイだったというオチ。そしてこの3人を仕切るのがイギリスのアレキサンダーで、ヒュー・グラントが演じている。
派手なアクションはないけれど、この3人の関係が面白くて最後まで楽しめた。何度も危機を迎えるけれど、いつもどうにか切り抜ける。悪役の最後も爽快で、「大丈夫、なんとかなるさ!」をそのまま映画にしたような作品だった。もし続編があったら、是非見たいと思う。
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