ついに指環の旅が始まった
待ちに待った日がようやくやってきた。といっても二日前の9月2日にスタートしたけれど、ボクは今日から参戦。圧倒的な期待と、ほんの少しの不安を抱えて第1話の幕を開けた。
2022年 映画#135
『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』(原題: The Lord of the Rings: The Rings of Power)シーズン1・エピソード1『過去の影』という2022年の作品。
『ホビット』と「ロード・オブ・ザ・リング』という映画によって世界的にファンを集めたJ・R・R・トールキンの『指輪物語』から創作されたドラマ。原作の『指輪物語』には追補編というものがあって、このドラマの時代のことが書かれている。
さらに『シルマリルの物語』というトールキンの死後に遺族が公開した未公開作品によって、『指輪物語』以前の世界が語られていた。物語の舞台となっているのは中つ国(ミドルアース)という場所。実はこの世界には何千年という歴史がある。それでいくつかの時代に区切られている。
映画の『ホビット』や『ロード・オブ・ザ・リング』は中つ国の第三紀の物語。死んだはずのサウロンが復活して、一つの指輪を取り戻すことで世界を支配しようとする物語。最終的にホビットのフロドによって指輪は葬られサウロンは滅びる。そして人間の王であるアラゴルンの治世になったことで、第四紀の人類時代を迎える。
映画になった第三紀は過渡期のような時期。その前の時代となる第二紀の中つ国は、エルフの時代を迎えていた。そしてこの時代にあの『指環』が創られることになる。今回のドラマはその過程が描かれるはず。
第1話は人物紹介がメイン。映画しか知らない人にはわからないだろうけれど、ボクのようにトールキンオタクには、懐かしい名前がいくつも出てきた。エルフの最初の敵はモルゴスといって、このドラマでは簡単にモルゴスの滅亡が語られていた。
サウロンはこのモルゴスの腹心で、第二紀になって闇の世界を支配する。それゆえ今回も第三紀と同じくサウロンとの戦いが描かれる。いまのところ主人公となるのはエルフのガラドリエル。まだ若く、少女時代の映像も登場した。映画ではケイト・ブランシェットが演じていた。
今回のドラマでガラドリエルを演じるのはモーフィッド・クラークという女優さん。あまり知られていないけれど、ボクは彼女の過去の映画を2作品観ていて、いい女優さんだと思っていた。だから今回も期待していたけれど、その期待を裏切らないガラドリエルになると確信した。
写真に写っている女性がドラマ版のガラドリエルで、右にいるのはエルロンド。映画を観た人なら知っているはず。そして左の男性はギル=ガラドといって上級エルフの王様。原作を読んでいる人なら、何度も目にする名前のはず。
ちなみにトリビアネタだけれど、エルロンドはガラドリエルの娘と結婚する。だから友人であり、かつエルロンドにすれば彼女は義母になる。そう思って映画の『ロード・オブ・ザ・リング』を再見すると面白いかも。
シーズン1は各1時間あって、8作品が配信される。つまりまだ7時間も楽しむことができる。そしてすでにシーズン5までの制作が決定している。Amazonにすれば10億ドルの予算を計上しているので、社運をかけたドラマになるはず。
とにかくスタートからびっくり。とてもドラマとは思えない高品質の映像。確かに金がかかっている。映画との差をちょっと心配していたけれど、そんな不安は一瞬で吹っ飛んだ。これは観ないと絶対に損するドラマだと思う。
すでにエピソード2も配信されているので、近いうちに観ようと思う。しばらく楽しみが続くので最高の気分だなぁ。
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