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高羽そらさんインタビュー

幽霊という付加価値

少し前、ハリウッドの住宅事情が紹介された番組を見た。再放送なので2年ほど前の番組だけれど、とてつもない豪邸をいくつも見られて目の保養になった。日本もそうだけれど、アメリカの中古住宅は値が上がっている。2年経ったけれど、まだそんな状態が続いているようだ。

 

特にハリウッドの場合、著名人が住んだというだけで億単位の付加価値がつくそう。セレブたちがパーティーに使っていたというだけでも同じ。ところが映画俳優が住んでいたわけじゃないのに、付加価値がついている住宅がある。

 

その付加価値をつけたのは幽霊だった。

 

「この家には幽霊が出ます」と法的に認められたニューヨークの呪われた家

 

アメリカでは幽霊の存在が法的に認められた住宅があるそうwww

 

ニューヨーク州の豪邸で、リンク先の記事を見ると周囲を森に囲まれた素敵な家。この家である夫婦が1960年代から20年ほど暮らしていた。この夫婦が引っ越してすぐに幽霊が出たらしい。ジョージ卿とマーガレット婦人、船乗りという少なくとも3人の幽霊。

 

夫婦の娘のベッドを揺らしたり、廊下で足音をさせるなど、様々なポルターガイスト現象を起こした。ただ一家に危害を加えることはなく、かなりフレンドリーな幽霊だったそう。家を改装しているときにペンキの色を確認すると、それでいいと微笑んでうなづいてくれた。

 

ところがこの家を売却することになった。購入したのはウォール街で働く債権トレーダー。売却手続きが始まったころ、この家に幽霊が出るという噂を耳にした。それで買い手は手続の中断を申し入れた。でも元の住人夫婦は納得せず、敷金の返済を渋ってトラブルとなった。

 

こうなると訴訟王国のアメリカでは裁判しかない。裁判の焦点は、この家が幽霊屋敷なのかどうか?

 

裁判は最高裁までもつれこみ、1991年に判決が出た。裁判は買い手の勝利。つまりこの家が幽霊屋敷だと公式に認められた。裁判の経緯はわからないけれど、幽霊が出ることを隠していた元住人の過失という結果。この判決は「ゴーストバスターズ判決」と呼ばれているらしい。

 

その後、複数の人がこの家を買って暮らしたけれど、幽霊は出なかったそう。ところが法的に認められた幽霊屋敷だから、見学者が後を絶たない。そして幽霊を見たいという購入希望者が大勢いるそうで、結果として幽霊がその住宅の付加価値を高めることになった。

 

以前同じアメリカで、別の幽霊屋敷のドキュメントを見た。その事例の場合は、借金に困った住人のガセネタだったというのがオチ。それでも大勢を巻き込んで巧妙に仕組まれたので、その住人は本を出版することで映画にもなり、多額の収入を得ることになった。

 

この法的に認められた幽霊屋敷で、本当に幽霊が出るかどうかわからない。ただ元の住人が不当な利益を得た事実はなさそうなので、もしかしたらという気がしないでもない。だから幽霊を見たいという購入者が殺到するのだろう。

 

日本では考えられない現象。だって日本の幽霊はキャスパーというより貞子のイメージが強い。やっぱ怖いよなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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