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高羽そらさんインタビュー

懲戒処分の理由が弁当?

埼玉県警の警部補が懲戒処分を受けた。その理由が『弁当』とのこと。

 

気になってその記事を読むと、意外に深い問題を抱えていることを知った。

 

「留置場」の弁当 4年間食べ続けた警察官

 

懲戒処分の理由は、警察署の留置場で提供される被留置者の弁当を、無断で4年間も食べ続けたというもの。税金で提供される弁当なので、無断で食べることは横領的な意味合いがあるのかもしれない。

 

この事実がわかった発端も弁当がらみ。この警部補はパワハラで訴えられた。部下の妻が作った手作り弁当を「ゴミみたいだ」と馬鹿にしたから。他人の弁当にケチをつけたことで、弁当によって処分を受けることになったらしい。なかなかユニークな警部補www

 

ただしこの問題は根が深い。リンク先の記事は、その問題についてとてもわかりやすく取材されている。留置場に弁当を納入する業者は入札で決まる。これは税金を使うからだろう。だけど企業の給食弁当とちがい、かなり細かいことに注意する必要がある。

 

被留置者が自傷行為をしないよう、竹串等を使っていないかチェックされる。外国人に配慮して、豚肉や牛肉を避ける場合もあるそう。さらに高齢者用の柔らかい弁当や、アレルギーに対応したメニューを指定されることもあるそう。弁当業としてはかなり面倒な仕事だと思う。

 

そしてもっとも面倒なのが、髪の毛が入っていたり、うっかり落として食べられない場合、すぐに代わりの弁当を届けなくてはいけない。例え警察側の理由であっても。だからといってそのためにスタンバイしているもの無理。

 

それゆえ弁当を1個だけ余分に届けることが習慣になっていた。何も問題がなければ捨てられてしまう弁当。そこでその警部補は、もったいないからと言ってその弁当を無断で4年間も食べ続けていたらしい。なるほどね。

 

食べ物を粗末にしたくないという、警部補の気持ちはわかる。ボクも18歳だった40年ほど前、まだ世間に登場したばかりのコンビニでアルバイトをしていた。いまでは期限の切れた弁当は処分されるけれど、当時はかなりいい加減だった。

 

だからお金がなくていつも腹をすかしていたボクは、オーナーにお願いしたうえでその期限切れの弁当を持ち帰っていた。家出をしてどうにか暮らしていたボクにとって、期限切れの弁当は貴重なカロリー源だった。

 

ただ昨今の食品ロスの問題を考えると、こうした警察のやり方は杜撰だと言われても仕方ない。市民の税金を使って余分に弁当を注文するというのは、現代の経済感覚として妥当なものでないのは明らか。

 

今回の懲戒処分をきっかけとして、無駄のない税金の使い方を真面目に検討するべきだと思う。勝手に弁当を食べた警部補を処分にして終わりではダメ。これは埼玉県警だけのことではないような気がする。警察庁が主導して実態を調査したほうがいいと思うなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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