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高羽そらさんインタビュー

戦争に必要な若者の洗脳

戦争が起きたとき、最初に戦地へ派遣されるのは若い兵士。やがて戦況が悪化してくると、予備役の兵士も含めてあらゆる世代の人たちが前線へ向かうことになってしまう。それでも戦争に終わりが見えない場合、次の世代を訓練して戦地に送り込むしかない。まさにそんな状況に陥っているのがいまのロシアかもしれない。

 

ロシアの高校で軍事訓練が必修科目に。来年度から実施予定

 

1993年にロシアで廃止されていた高校生の軍事訓練が、2023年から復活するそう。まだ正式に決まっていないけれど、具体的な準備が進められているらしい。まず教師たちが2023年1月1日までに訓練を受け、それから生徒に35時間の訓練が必修化されるとのこと。

 

すでにロシアの高校ではウクライナ侵攻について歴史の授業で教えている。もちろん侵攻という言葉は使わずに、ロシア政府の行動を正当化するための教育だろう。さらに愛国心を高める時間も設けられているらしく、この先に兵力として必要になる若い世代の洗脳が行われている。

 

調べてみると、ロシアには兵役義務がある。18歳から27歳までの男子に12ヶ月の兵役義務があるらしい。2017年にはプーチン大統領が兵役義務の段階的廃止を口にしていたそうだけれど、ウクライナとの戦況を考えると廃止にすることはあり得ないだろう。

 

むしろプーチンは戦争が長引くことを覚悟したのか、高校生の軍事訓練を必修とすることで、新しい兵士の供給を本気で考えているように見える。ボクが気になるのはそうした動きに対するロシア国民の気持ち。

 

高校で必修科目となれば、卒業するためには訓練を受けるしかない。いまのロシアの高校生はそのことに対してどう感じているのだろう? ウクライナとの戦争に関して客観的な判断がすでにできない状況なんだろうか? 自分たちが近い将来に武器を手にして戦地に送り込まれることに恐怖を覚えないのだろうか?

 

そしてその高校生の親たちはどう考えているのだろう? ロシアのウクライナ侵攻に批判的な立場の人にとって、自分の子供が軍事訓練を受けることについて不安を覚えないのだろうか? それともすでに親もロシア政府に洗脳されていて、銃を持って戦うべきだと思っているのだろうか?

 

ロシア国民の生の声がなかなか報道されないので、こうした疑問が解消されることはなさそう。昨日もフィギュアスケートのNHK杯を見ていて、ロシア選手のいない国際大会だということを改めて感じた。国際大会に出られないロシアの選手たちは、自分の現状にどうして折り合いをつけているのか気になる。

 

とにかくロシア政府としては戦争の長期化を視野に入れている。そのために子供を洗脳していくしかない。ロシアの裕福な人なら、子供を連れて国外逃亡したくなるかも。ボクがその立場ならそうする。ただ、命の危険を覚悟する必要があるだろうけれど。

 

だけどそんなことが許されない多くの人たちは、子供たちが戦場に送られることを受け入れるしかない。結局戦争で苦しむのは一般民衆だということ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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