AIで汚部屋が綺麗になった
隙間時間にChatGPTで遊んでいると面白い。ネットでもAIとの会話がシェアされていて、感心したり笑ったりしている。ユニークなところでは、言葉遣いによる返答の違いまで検証されていた。丁寧な言葉で質問する方が、圧倒的に返答の文章量が多いらしい。人間っぽくって面白いよね。
このChatGPTの使い方で必要となるのは、「質問力」の高さだと感じた。訊きたいことをストレートに質問するのではなく、ちょっと工夫して尋ねることでより深く、利用価値の高い答えが返ってくると思う。
そんな「質問力」をうまく使って、散らかった部屋を綺麗にした人の事例が紹介されていた。部屋が片付けられない人は参考になるかも。
ChatGPTの力で「片付ける気すら起きないほど荒れた部屋」 が楽に綺麗になった話
リンク先の記事の著者は、2月〜3月が忙しくて部屋が汚部屋状態だったそう。どうにか綺麗にしたい。だけど片付けられない人は、そこで思考停止してしまう。普段から掃除をしている人なら、どの段取りでやればいいのかわかる。だけど掃除が苦手な人は、どこから手をつけていいのかわからない。
そこで著者はChatGPTを利用することにした。ただ普通に質問しても適当な答えが返ってくるだけだと思い、質問内容を工夫された。記事から抜粋してみよう。
『忙しくて部屋が荒れてしまいました。片付けたいのですが、どこから手を着けたら良いかわかりません。あなたに考えてもらいたいので、どこから片づけを始めるべきかあなたが判断できるまで、私に質問をしてください。一度に何個質問をしてくれてもいいです。日本語ではなく、英語でお返事をください』
これは素晴らしい質問。途方に暮れていることを伝え、掃除する過程を求めていることが表現されている。AIに質問させるというのがいい。するとこんな答えが返ってきたそう。
『この度は、お部屋の片付けのご相談にのっていただき、ありがとうございます。喜んでお手伝いさせていただきます。状況をよりよく理解するために、いくつかの質問をさせていただきます。
1. あなたのお部屋の大きさはどのくらいですか(小、中、大)?
2. あなたの部屋にある物の主な分類は何ですか(衣類、本、電化製品など)?
3. 他のものよりも片付けが急がれるものはありますか(例:仕事道具、腐りやすいものなど)?
4. 棚や引き出し、コンテナなど、利用できる収納手段はありますか?
5. 部屋の片付けに割ける時間はどれくらいですか?
どこから片付けを始めたらいいのか、最適なアドバイスをさせていただきますので、これらの質問には英語でお答えください。』
このAIの質問に答えたことで、具体的な手順を教えてくれた。リンク先の記事にはその過程が詳しく紹介されているので、興味のある人は読んでみると参考になると思う。記事の著者が掃除でAIを使う利点をまとめている。
1. 「何をしたらいいかがわからない」でストップしなくなる
2. 「気が重くて行動に移せないこと」が「この順でやるだけ」に変換されて出てくる
3. あとはやるだけ
やるべきことはあるのに、どうしても手をつけられない。そんな人はこのステップを応用して、AIに質問することで動きやすくなるかも。「質問力」を鍛えるアイテムとして、ChatGPTは役立つかもしれないなぁ。
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