高齢者は腹9分目がいいそう
5〜6年前に体重を標準に戻してから、ほぼその体型をキープしている。といっても特に食事制限や運動をしているわけではなく、食べたいように食べ、動きたいように動いているだけ。
食事に関して気を付けているのは食材のバランス。これに関しては妻のおかげ。ボクは食材に無頓着なので、同じものを食べ続けても気にならない。妻が食事全体のバランスを考えてくれているので、過不足なく必要な栄養を摂取できていると思う。
あえて意識しているのは、夕食から朝食まで12時間以上はあけること。だから必然的に夜食を口にすることがなくなる。夕食が終われば丁寧に歯磨きをする。そうしておけば再び歯磨きをするのが嫌なので、何かを食べようとは思わないから。
食に関して言えば、若い頃に比べて量が食べられなくなった。それに合わせて炊飯の量を減らしたけれど、それでもお腹いっぱいになる。腹八分目というのを実践しようと思っても、あっという間に9分目になってしまう。食べ過ぎかなぁと思ってしまうけれど、これがちょうどいいらしい。
62歳の医師が「ラーメンのスープを最後まで飲み干す」理由 塩分の摂り過ぎより高齢者が注意すべきことは?
タイトルに惹かれて読んだ記事。この記事の著者である医師によると、高齢者は腹八分目ではなく9分目を意識するべきとのこと。その理由になるほどなぁ、と感じた。
人間が必要とするエネルギー量は20代と70代でもさほと変わらないそう。せいぜい2割減という程度らしい。だけど高齢者は『養生訓』の腹八分目という言葉を盲信していて、高齢になればなるほど粗食を意識する人が多い。それゆえカロリー不足の高齢者が増えているとのこと。
高齢者になると食欲が落ちてくるのは自然現象。だから食べ放題なんて無理。なのに腹八分目で抑えようとしていると、必要な栄養素を確保できなくなる。低栄養になると筋肉量が落ちる。その結果転びやすくなって骨折等をしやすい。そのままフレイルという要介護一歩手前になってしまう人が多いらしい。
筋肉量を減らさないためには運動は大切。だけど材料がなければどうしようもない。それゆえしっかりとカロリー摂取をすることが大切。筋肉のことを考えたら、タンパク質を十分に摂取することは特に重要かも。だからボクが感じているように、腹9分目くらいがちょうどいいのだろう。
暴飲暴食をせず、バランスよくしっかりと食べる。そして適度に運動をする。これが健康寿命を伸ばす秘訣なのかも。ちなみに小太りの人の方が長命なのは、世界的に証明されているらしい。それは十分な栄養素が確保できているからだろう。
この記事のタイトルの答えも最後に書かれている。ラーメンのスープを最後まで飲み干すことについて。
カップラーメンのようなものに比べたら、最近のお店のラーメンは栄養的にも、バランス的にも素晴らしい食事になっている。そんなラーメンのスープは栄養素の宝庫なので、残すなんてもったいない。だけど塩分が気になる人が多い。この記事の医師は塩分が気にならない理由についてこう述べている。
『その理由は、専門的にいえば、「高齢になると、腎臓が塩分を貯留する能力が落ちるため、むしろ塩分不足、低ナトリウム血症のほうが心配だから」ということになります。同症は、血液中のナトリウム濃度が不足する症状で、悪くすると、意識障害や痙攣を引き起こします』
つまりたまに食べにいく程度のラーメンのスープは、むしろ飲み干した方がいいそう。もちろんその人の健康状態にもよるけれど、基本的にはしっかりと食べていくほうがいいということらしい。今日も腹9分目を意識しよう。
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