このゴーストは明るくていい
今日の神戸は朝から春の雨。そのうえ風もかなり強くて、横殴りの雨が断続的に降っていた。夕方のこの時間になってもまだ雨模様。
そんな今日は買い物に出る日。ボクが暮らす神戸市灘区の降水確率は午前中で90%だった。この数字をどう捉えるかはその人次第。ボクとしては10%のチャンスがあるやん、という発想にフォーカスすることにした。
そのためには雨雲を払い除けるパワーが必要になる。まずボクは基本的にかなりの晴れ男。さらに亡くなったミューナも実は晴れ男で、どれだけ天気予報が悪くても通院する日には太陽が姿を見せていた。火葬した日も、そして納骨日も完璧な秋晴れだった。
ということでライトボディ化したミューナを連れていくことにした。もちろん見えないのでイメージだけ。でも二人だけではまだ心もとない。なんせ降水確率は90%だから。それでチョイスしたのは少し高価なブランドの傘。
この傘は本当に不思議で、使おうと思うと雨がやむことが多い。あるいは降っていて外出しても、途中で雨がやみ、帰り道は傘を閉じて持って帰ることが多い。我が家では「濡れるのが嫌な傘」と呼んでいる。ということでこの3人の晴れ男で外出することにした。
するとXでもポストしたように、出かける直前に雨があがった。そして1時間半の道中はまったく雨の降る気配はない。傘を一度も開かないまま自宅に戻り、妻にその様子を話していた。そして荷物を片付けながら外を見ると、横殴りの雨が降っていた。もう笑うしかないよね。
そんな不思議な傘だけれど、この映画ならきっと大活躍するだろうという作品を観た。
2025年 映画#44
『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(原題:Ghostbusters: Frozen Empire)という2024年のアメリカ映画。ボクの世代なら多くの人が知っている『ゴーストバスターズ』のシリーズ最新作。2021年に新作が公開され、今回はその物語の続編となっている。
前作では初期ゴーストバスターズのメンバーだったイゴン博士の孫である天才少女のフィービーが、新しいゴーストバスターズとして活躍する物語。もちろんイゴン博士以外の懐かしいメンバーも登場した。
今回もビル・マーレイやダン・エンクロイドの初期メンバーが高齢のゴーストバスターズとして大活躍。でも今回の事件も、結果としてはフィービーが最終的に解決することになる。新しい作品なのでネタバレはやめておこう。
過去作品を観なくても楽しめるけれど、登場人物が多いので2021年の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を観た方がいいと思う。特にフィービー役のマッケナ・グレイスは本当にいい女優。まだ18歳だけれど、いずれ大化けすると思う。
そもそもこの映画のゴーストは明るくていい。日本の『貞子』のように怨霊という雰囲気はないし、悪魔的存在は日本人にとってはフィクション感覚で楽しめる。ホラー映画やエクソシスト系の映画と違って深刻な場面もないしね。
今回のゴーストで面白かったのは『無生物』に取り憑いて暴れるゴースト。このゴーストがボクの傘に取り憑いたら、きっとどんな雨でもそこだけ晴れるような気がするなぁ(笑)
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